「(中略)皹(ヒビ)、霜焼、〓疽(ヒョウソ)等の如き手指の疾患は、その局部のみでは効果薄く、肱(ヒジ)より手首までの間に根原である毒結があるから、それを溶解する事によって根本的に治癒するのである。又手の甲の疾患は肱と腕の上末端との間に根原があるので、それを治療する事によって全治するのである。又足部の疾患もそれと同様である。」 (「夜と昼」明医三
S18.10.23.)
「(中略)今一種は軽痛又は無痛で、特に壊疽状を呈し、皮膚は一面暗黒色となり、周囲に軽度の浮腫を見るが、此毒素は私の考察によれば癩毒と判断せられる。それは彼の癩症と酷似せるからである。真症癩病は癩毒多有によるのであるが、之は少量保有者で局部的なる為看過せられるといふ訳で、此例として彼の霜焼も私はそれであると惟ふのである。
従而施術の場合、右何れの症状も手首、手指等に対しては頭脳を主とし、淋巴腺部を次とし、腕、患部といふ順序に行ひ、脚、足首、指等は鼠蹊部のグリグリ、腹部下端、腰骨部といふ順序でよいが、必ず其部には発熱と痛みがあり明瞭に判るのである。故に発熱が漸次解消するに従ひ治癒に向ふが、全日数は早きも一ヶ月、普通二三ヶ月、遅きは半年以上一ヶ年に及ぶものさへあるのである。」
(「頭脳の重要性」天 S22.2.5.)
「(中略)手の病気も肩が大切です。中風で手の利かないのも、しもやけも肩をすることです。しもやけなんかは手の局部丈やったのでは一時よくなっても又始ります。」 (「御光話」 S23.1.28)
「(中略)毒血が多くあり、足へ下ってくるのである。毒血は元々薬で治そうとして、殖やしたものである。ウンと出る。痛むのは薬毒で、痒いのは霜焼である。その部を浄霊すれば段々治る。
霜焼は癩病の極く軽いものである。だから痒い。」
(「講話集補」
S24.8.19)
《浄霊》
手の場合:患部、肱(ヒジ)より手首までの間、肩、
頸部淋巴腺、頭脳、
足の場合:患部、膝から足首までの間、鼠蹊部、
腹部下端、腰骨部、