M-③ 癲 癇(てんかん)

「癲癇には二種類あって、体的と霊的とあります。先づ体的原因からお話致しませう。

 

 

 

 延髄附近に水膿溜結する為、脳へ送流される血液が阻止される。それが強烈な場合、血液が中断される事がある。其瞬間癲癇症状を起すのであります。此症状は、膿結溶解によって容易に治癒するのであります。(中略)癲癇の治療を始めると、一時は反って余計に発作し、それが或期間過ぎると、段々治るのであります。大体に於て、時日は長くかかりますが、治るのであります。」

 

 

 

                 (「癲癇」療講  S11.7.)

 


 

「死にも種々あるが、脳溢血や卒中、心臓麻痺、変死等の為、突如として霊界人となる場合があるが、(中略)死の覚悟がない為霊界に往っても自分は死んだとは思はず相変らず生きてゐると想ってゐる。然るに自分の肉体がないので、遮二無二肉体を求める。其場合自己に繋ってゐる霊線を辿るのである。

 

 

 

霊線は死後と雖も血族の繋りがあるから、霊はそれを伝はり人間に憑依しようとするが、憑依せんとする場合衰弱者、産後貧血せる婦人、特に小児には憑依し易いので多くは小児に憑依する。之が真症小児麻痺の原因であり、又癲癇の原因ともなるので、小児麻痺は脳溢血の如き症状が多いのはその為であり、癲癇は死の刹那の症状が表はれるのである。

 

 

 

例へば泡を吹くのは水死の霊であり、火を見て発作する火癲癇は火傷死であり、其他変死の状態其まゝを表はすもので夢遊病者もそうであり、精神病の原因となる事もある。」

 

 

 

           (「死後の種々相」自叢三 S24.8.25.)

 


 

「之は癲癇ですね。(中略)つまり泡をふくと言うのは、水死の霊ですよ。水を飲んで死んだと言う奴ですがね。よくあるがね。之は、前頭部の中心――其処を浄霊すれば良い。そうして癲癇の起つた時には、善言讃詞を奏げてやつて、さうして頭の前頭部の中心をやる。さうして不断頸の廻りが、毒の固まりがありますから、それを良く浄霊して――之があるから頭が貧血する。血管を圧迫するからね。そうすると前頭部の方が貧血するから、それで霊が憑り易くなる。そうして一旦ひどくなるものですよ。峠があつてね。それが過ぎると、段々良くなる。早いのは一カ月か二カ月のがあります。遅いのは四、五年かゝるのがあります。結局は治りますがね。今言つた様に気長にやつて居れば、少しづつ良くなるものです。」

 

 

 

                (「御教集7号」S27.2.17.)

 


 

「癲癇から精神病ですね。之は霊ですよ。余程救われない霊が、此処の家に居るんですよ。それから、癲癇ですね――癲癇があとで精神病になつたんですが、之も同じものです。つまり一時的の精神病が癲癇なんだから、それで医者が色んな事をして、癲癇が一時減ります

 

 

 

それで、浄霊受けると非常に増えるものです。それを間違えない様にしなければならない。癲癇が、段々増えて治るんですからね。医者が熱冷しをやつてますが、一時熱が冷めます。処が熱冷しを止(ヤ)めて、浄霊すると一時馬鹿に熱が出ますが、それと同じ意味なんです。だからそれを前以つて言つて置くと良いです――癲癇はね。

 

 

 

そうして、その霊も救わなければいけないんだから、光明如来様をお祀りしなければ駄目ですよ。絶対に治りません。お祀りして、その部屋に本人を寝かせる様にする。そうして、憑いている霊を救うんです。それで、変死とか或いは家出して行方不明になつたとか調べて、そう言うのがあつたら早速祀つてやる様にするんですね。そう言うのがありますよ。

 

 

 

浄霊は、やはり前頭部の中です。ここに霊がいくと癲癇を起すんですね。ここに憑ると言う事は頭に曇があるからです。それで、頸の廻りを浄霊すれば良いです。その代り非常に長くかかります――治るのはね。良く御神書を読ませ、話を聞かせ、気長にやれば必ず治ります。普通に――正気に――まあ、安心と言う様な状態になるには四、五年かかりますからね。その積りでね。」

 

 

 

                (「御教集8号」S27.3.17.)

 


 

「(中略)(癲癇には薬毒のためのものはありませんでせうか。

 

 

 

 ありません。ただ癲癇に似たものはあります。後頭部に薬毒の固結があって、その為に痙攣(ケイレン)するんですよ。之は治りいゝですね。」            (「御光話録6号」S24.4.23.)

 


 

「(30才の女、20才の時に癲癇になり25五才の時から御浄霊を受け殆ど治りましたが、最近再び発作が度々起る様に・・・

 

 

 

 癲癇ってのはね、簡単には行きませんよ。悪くなったり、よくなったりしてだんだんよくなるんですから。簡単なのもあるけど、普通五、六年はかゝりますよ。ひどいのになるともっとかゝるのもありますね。この人も心配しないでね、気永にやってく事ですよ。」

 

 

 

               (「御光話録19号」S25.6.13.)

 


 

「(3年前から癲癇の発作が起る様になり、教修を受け、浄霊を受けてましたが、はかばかしくない為、鍼医に。益々間近に起る様になり、再び浄霊を受け始めました。発作は幾分軽くなった様に思われますが。・・・

 

 

 

 浄霊すると発作がふえるので迷ったものとみえる。前頭部をよく浄霊する。早いので半年か一年はかかる。外に治すものがないから、浄霊する外ない。」       (「講話集補」 S24.9.7.)

 


 

「(30歳の女、20歳の時癲癇で苦しみ、28歳の時入信させて頂いてから殆ど快くなったのでしたが、最近又発作の回数が多くなりました。

 

 

 

 癲癇は治りきりに簡単にゆかぬ。段々遠のいてゆく。普通五、六年、長いのは十年かかる。頭をよく溶く。額の元――。」

 

 

 

                (「講話集補」 S25.3.28.)

 


 

《浄霊》

 

 

 

 前頭部の奥(中心)、頸の廻り、延髄、肩、

 

 

 

 ※その他、祝詞(善言讃詞)や御神書を読ます