M-② 精神障害及び精神病

22才の男子、14才の頃頭痛がすると言って学校より帰宅致し、其の後段々と学校を休み、一室に閉ぢこもって外に出ず、家族の者の顔を見るのも嫌ひ、食事も家族の者が済んでから唯一人でし、又山に行って終日遊び夜暗くなってから帰宅する様に、遂には床に就く始末。其の後段々と狂暴となり家財道具等を外に投出し、仏具や神棚にあるものは何でも捨て、ついに他家のものに迄手を付ける様に。尚墓石を倒したり、火を持ち遊ぶ様になり止むなく座敷を作り監禁。その後、兄が入信、浄霊や祝詞奏上を続けてますが、何の変化も無く光明如来様を奉斎し又一生懸命御導きの御手伝ひをして居りますが、・・・

 

 

 

 よくなる。両親が信仰しないからよくならぬ困るのは親である。親が一日も早く入信する事である。」 

 

 

 

                (「講話集補」 S25.5.17.)

 


 

此病気の原因は、最初は不眠症からであります。不眠症は先づ精神病の一歩手前と言ってもいいのであります。従而、後頭部の水膿溜結を溶解すれば眠れる様になりますから、眠れさへすれば精神病は治ってゆくので、吾々の方では精神病は必ず全治するのであります。(中略)

 

 

 

 不眠の原因である後部頸髄部の水膿溜結が脳への送血を妨げるので、脳の中枢が貧血するのであります。其貧血へ邪霊が憑依するのが、その原因であるのと、今一つの憑依でなく、患者自身の腹中に常に潜在して居た邪霊が、頭脳の貧血に乗じ上昇して頭脳中枢を占領するのであります。

 

 

 

 元来人間の精霊は、平常は或程度の濃度を保ってゐる。その程度とは、普通人の健康状態の血液の密度と同一であります。

 

 

 

 然るに何等かの原因によって、血液が減少した場合、其如く精霊も稀薄になるので、其霊の稀薄に乗ずれば、他の霊即ち邪霊が憑依し得らるるのであります。一種の補給的意味ともなります。

 

 

 

 此例として、産後に不眠症や精神病が起り易く、又、月経時にヒステリーが起り易く、又、山に行って断食等を行ふ場合天狗等が憑依するのは、皆貧血に因る精霊の稀薄に乗ぜらるるのであります。右の如き体的原因以外、精神的衝動を受けるに於て、弥々不眠症に拍車をかけられるのであります。

 

 

 

それは貧血が一層甚しくなるのでそれ丈邪霊の力が増す事になります。邪霊が憑依するや、凡ゆる事象を連続的に無制限に想はせる。それは彼等の本能であります。そうして邪霊の思念が終に発展して、行動に迄及ぶので、それが常軌を逸しさせる種々の狂態であります。

 

 

 

 医学上でいふ幻聴とは、霊のいふ事が聞えるのであり、幻覚といふのは種々の霊が見えるのであります。そうして邪霊といふのは殆んど狐の霊で、稀には狸の霊もあり、尚稀には両方の場合もあります

 

 

 

 精神病者が自問自答するのは頭脳の中枢に蟠居してゐる狐霊と外部に居る狐霊との問答であるが、此場合本人の記憶を利用する事が多いのであります。又空間をみつめて驚いたり泣いたり笑ったりするのは霊が見えるからであります。要するに精神病なるものは、人間が狐霊に踊らされるのであります。本療法によれば、半ケ年乃至二ケ年位で完全に治癒するのであります。(中略)」

 

 

 

                (「精神病」療講  S11.7.)

 


 

「次に精神病の原因が黴毒としてサルバルサンを打つが、之は事実に於て逆作用である。私が長い経験によるとサルバルサンの為の精神病が頗る多いのに驚く。之は医学で研究すれば分る筈である。そうして精神病は医療では治らないとしてゐるが、原因は霊であるからで、体のみを攻めても何にもならないからである。」

 

 

 

              (「薬毒(二)」療講  S11.7.)

 


 

精神病と癲癇は洵によく似てゐる。原因は霊的で、後に詳説するが、之等の疾病は唯物的医学が如何に研究すると雖も解決は絶対不可能である。然るに近来脳の手術によって癲癇を治癒せんとする医家があるが、之等は徒労でしかないと共に予後反って悪影響を与へるのである。」      (「精神病及び癲癇」天  S22.2.5)

 


 

「(中略)あなた方の方でも精神病をだんだん余計扱うようになると思いますが、精神病について、そのなおし方を詳しく話そうと思います。精神病は私の本に書いてあるとおり、つまり脳貧血が原因なのです。そこに霊が憑るのです。この一番の因は延髄です。精神病の者を見ると必ず延髄に固まりがあります。この固まりが溶けるに従ってはっきりして来るし、大人しくもなるのです。

 

 

 

その次に横も関係ありますが、一番は延髄です。これは人によって左と右との片方が多いのです。それで精神病の最初は不眠が一番の原因なのです。それは右の方の延髄です。それから不眠に関係なく起るのは左の延髄の固まりが圧迫して起ると思えばいいです。それからよく頭がボーッとする人は左の延髄に固まりがあります。(中略)

 

 

 

 そういうようで精神病はこれからだんだん増えます。というのは霊界が変って来ると霊が浮きやすくなりますから、丁度浄化が強くなると固まりが溶けやすくなるのと同じようなもので、霊も落着いていたものが浮いて来るわけです。(中略)とに角精神病は、人ばかりではないので、自分でもおかしいところがあると思ったら、自分で浄霊するのです。

 

 

 

 それから精神病で暴れるのは触らせませんから、そういうのは遠くからで良いですから、遠くからやるのです。それでも大分違います。それから額も肝腎なのです。つまり延髄の血管が圧迫されていると、此処の血液が前頭部に行きますから、前頭部から浄霊する必要があります。ですから延髄、淋巴腺、前頭部、頭の中心という順序でやれば必ずなおります。ただ人によって、暇がかかるのと割合に早いのとの違いはありますが、ごく質(タチ)の悪いのは長くはかかりますが、しかし必ずなおります。(中略)」

 

 

 

                (「御教集21号」 S28.4.5.)

 


 

「(中略)それから近頃精神病が非常に多くなりました。(中略)しかしこれは急所さえ知って居れば訳なくなおります。それを詳しく話します。

 

 

 

 第一は延髄です。延髄に必ず固まりがあります。これが圧迫して脳に行くわけです。延髄の血管が前頭部に行くのですから、此処が貧血するので、此処に霊が行くから、それで体全部を支配するというわけですから、延髄の固まりを溶かすという事が一番です。

 

 

 

その次は淋巴腺ですが、やはり此処の血管を圧迫するので、これも脳貧血の原因なのです。ですから第一は延髄、第二は淋巴腺です。それから第三は前頭部です。此処で霊が踊るのです。前頭部の時は眉間からこの奥と思つてやれば良いのです。その次は脳天の奥の方です。大体これだけをやれば精神病は必ずなおります。それから延髄でも、右の方の固まりは不眠の固まりです。左の方の圧迫は頭がボーッとするのです。そういうように知っていると良く分ります。」            (「御教集21号」 S28.4.6.)

 


 

「(中略)精神病の浄霊の仕方を詳しく話そうと思います。とに角精神病の一番の急所は延髄です。延髄に必ず固まりがあって、この固まりが血管を圧迫し、前頭部が貧血して、そこに霊が蟠踞(バンキヨ)して自由に操つるのです。

 

 

 

それでこの貧血をなおすには延髄の固まりを溶かすという事が第一番です。それから淋巴腺ですが、この固まりも影響します。この固まりは貧血でなく浄化熱が出るのです。それでこの浄化熱が前頭部に及ぼすのです。ですから頭の熱い人は必ず此処(前頭部)にあります。(中略)

 

 

 

それで精神病について、動物霊ですが、お酒を飲むとやり良いのです。それで酒を飲ませて酔わせていろんな間違いをやらせるのです。酒を飲むのはやっぱりお腹に居る先生ですが、それが此処(前頭部)に蟠踞していろんな事をやろうというのです。酒乱はそのごく酷いのです。それで酒乱は人間の霊と動物の霊が共同でやるのです。そういうようでだんだん精神病が多くなってくるのです。(中略)

 

 

 

それから薬をのむと曇るから、やはり憑りやすいのです。ですから精神病の起った原因もです。そこで霊界に居る宿無しは始終迷って憑ろう憑ろうとしているのです。それでちょっと余計曇っている者には一匹でなく何匹も憑るのです。ですから発作の状態でも一々違います。

 

 

 

そこで今言ったとおり延髄を第一、淋巴腺を第二とするのです。それから鳩尾も肝腎です。鳩尾の奥の方を浄霊すると良いのです。これは怒った場合には必ず鳩尾に固まりがあります。だから怒った時に落着いて考えたら、必ず鳩尾に固まりがあります。此処が何とも言えない気持になるのです。それでそういう気持になると、頭に居る先生が非常にやり良くなるのです。ですから延髄と淋巴腺と鳩尾の中心です。鳩尾は前からやって良いのです。

 

 

 

(中略)そういう順序でやれば必ずなおります。しかし延髄を見ようと思っても、人が来るのを怒ったりするのは見れませんから、そういうのは遠くからでも良いですから、後頭部のちょっと下の辺をやると大人しくなりますから、それからいよいよ浄霊にはいるのです。そうするときっとなおります。(中略)」

 

 

 

                (「御教集21号」 S28.4.7.)

 


 

「(中略)一人は喋らない精神病で、一人は喋り過ぎる症状なのです。そして片方はほとんどなおってしまったし、片方はもう少しでなおるというところまで来てます。非常によい事は、どっちも浄霊後間もなく血とか膿とかが下ったのです。これならもう本当になおったのです。無論霊的で、霊が頭に憑くのです。

 

 

 

それで血や膿というものは、大体後頭部の下の方に固まったものですが、それが出るとすると根本的になおるのですから、大変よいのです。だから今後精神病の場合にはそういった血が下るような下痢があれば必ずなおります。浄化が強くなったからして、これからだんだんそういうなおり方が出てくるわけです。(中略)

 

 

 

だから後頭部の附近を主にしてやるというようにすればなおります。それで今の病人の十中八、九まではこの辺(延髄)の毒です。延髄のどっちかが、どんな時でも持ち上がってます。大抵左の方が持ち上がっているのが多いです。つまり此処に熱が出て、そうして食欲が不振になるとか頭がぼーっとするというような事が多いのです。

 

 

 

ですからまずこれからは病人は、一番目に延髄を見るのです。そうするときっとどっちかが腫れていて、必ず其処に熱をもってます。これが治る場合にはほとんど下痢です。それで此処を浄霊すると、これが溶けて来て胃にはいりますから、幾らか胸が気持悪くなってムカつきます。それが原因になって出るのです。その順序を覚えておくとはっきり分ります。

 

 

 

そこでまず後頭部が肝腎です。それで此処が悪いと信仰にはいるにも邪魔するのです。このために脳の血が少なくなりますから、そこに霊が憑って邪魔するのです。だから延髄を主にして、あとは淋巴腺です。(中略)」       (「御教集22号」 S28.5.5.)

 


 

「(中略)精神病で血膿が下ったという事は、後頭部から延髄の固まりが溶けて出たのです。これが精神病の因ですから、そういうようにしてなおるという事は根本的になおるのですから、確かな根治的ななおりですからよいです。(中略)

 

 

 

それからもう一つは、腰を浄霊しますと、女などはコシケになって出ますから非常に結構なのですが、男は下痢の方なのです。しかし下痢は余程沢山の毒でないと、男はそう下痢はしません下痢は何と言っても後頭部の毒が一番です。そこで精神病などは此処が溶けて下痢をすると、これは一番良くなおるのです。ですから精神病というものは其処さえ溶かせば非常になおり良いものです。(中略)」             (「御教集22号」  S28.5.7)

 


 

「(中略)何にしても肩を柔らかくするのが第一番の健康法です。これからはそれをやる事です。それから(中略)精神病も肩に非常に関係があります。精神病は側ではなかなか浄霊をやらせないのが多いですから遠くから肩を狙って浄霊するのです。そういうようにして大いにやるとよいです。(中略)

 

 

 

それから精神病は頭の病でなく肩と延髄の病気です。その元をはっきり知ると、べつに治し難い病気ではないのです。精神病の人は必ず延髄附近にコブがあります。それを取ればよく眠れるようになって、そうなれば治ります。」  (「御教集23号」  S28.6.26)

 


 

「(23才の男、精神に異状を来し、精神病院に入院。現在は自宅療養中ですが、最近乱暴をする様になり家人も心配して居りますが、御軸を御祀りする事は・・・

 

 

 

 御浄霊で治ります。御軸も祀ったらいゝでせう。

 

 

 

御軸を破ったりする心配がありますが――?

 

 

 

 破る事を心配してゝは駄目です。若し破られたら、それはそれで意味があるんです。両親が教修をうけて前頭部と後頭部をよく浄霊すれば治ります。23位では可哀想です。」 

 

 

 

              (「御光話録4号」 S24.2.28.)

 


 

「(22歳の男、発狂して十年。目下馬鹿の様で四年前祖母を殺しました者。浄霊で良くなりますでせうか。

 

 

 

 良くなる。十年も経ってると固まっているが、気長にやれば治る。固まりは右の方が多い頸の周り、前頭部の真中、後は背中と腎臓をする。」         (「講話集補」 年代不詳.)

 


 

38歳の婦人、昭和22年頃精神に異常を来たし、電話をかける風をしたり、歌を歌ったりする様な状態の為入院し、精神異常は治りましたが、24年の10月頃に肥り出して歩行が余りよく出来なくなりました。又、本年初めより今度は全然歩行が出来ず、一人で立ち歩く事が出来ません。又、坐って居ても時々倒れて終います。歌も忘れっぽくなって終いました。

 

 

 

 熱は大抵右延髄(大抵右)か頭部(大抵右)である。耳下腺をやる。精神病の注射が原因である。」 

 

 

 

                (「講話集補」 S25.1.18.)

 


 

「(25歳の女、約三年前、気狂ひになり、浄霊して居りますが、格別の変化が御座いませんが、

 

 

 

 病の軽重や浄霊者の如何であるから分らぬが、浄霊を続ければ治る。延髄と前頭部の奥を気長に浄霊し、祝詞や神書を読ませれば必ず治る。」           (「講話集補」 S24.9.17.)

 


 

「(43歳の男、昨年五月頃痔出血一週間程続き、其の後八月頃医師より神経衰弱とて現在臥床して居りますが、

 

 

 

 延髄の塊を溶かせばよい。」 (「講話集補」 S24.10.28.)

 


 

「(18歳の男子、精神病発病以来医療を続けましたが、元来食欲がなく、衰弱するばかり食欲が進みません。

 

 

 

 治る。特に頸の周りをする。後右の延髄をする。この固結の為前頭部へ行く血が少くなり稀薄になる。それが精神病の原因である。胃の周りにも毒がある。」    (「講話集補」 S24.1.6.)

 


 

《浄霊》

 

 

 

 第一は延髄、次は淋巴腺、第三は前頭部、

 

 

 

 次は脳天の奥の方(額の奥)、鳩尾の中心、肩、背面胃部、腎臓、

 

 

 

 

 

 

 

 ※その他、祝詞や御神書を読ます