「先づ低能の原因から説いてみるが其原因は何処にあるかというと鼻にあるのである、吾々が常に言う、人間の頭脳は二様に分かれている、即ち前頭内の機能は智識記憶等の理性的面の能力を発揮し、後頭内機能は喜怒哀楽の如き感情を司るのである、処が生来前頭内に毒素の集溜固結がある場合、それが徐々に溶解し、鼻孔内に下降し固結する、そのため、鼻で呼吸する事が出来ないから口で呼吸するようになる、それがよく面貌に表はれている、即ち低能児童は例外なく口唇が突出し鼻が低い、甚だしいのは鼻より口の方が突出ている者さえある、又額が狭いのも特徴である、というのは理性の活動がないから額が発達しないからで、実際上世間頭脳を使用する職業者は額が広いに反し、労働者の如きは、額が窄(セマ)いに見ても明かである。
右の理によって低能を治すには、先づ鼻から呼吸が出来るようにする、それには鼻孔を塞ぐ原因である前頭内の毒素を排除させる事である、然し原因が判ったとしても、毒素を排除する方法が見つからなければ何にもならないが、医学に於ては毒素排除などは絶対不可能であるから、前述の如く次善的方法を採らざるを得ないのである、然るにわが神医学はその方法が可能である以上、茲に天下に発表するのである。(中略)」
(「低能児は治る」光45号 S25.1.14.)
「(11才の男子、三才の頃より言語不自由となり智能も稍白痴に近く、三才の時転んで頭を負傷したとの事・・・)
之は二つに考へられますね。一つはね、転んで内出血してそれが固まった為に、智能を司どる前頭部の活動が鈍くなった為か、もう一つは赤ん坊の霊が憑いている為か、この二つですね。
こういふ事があるんですよ。死んだ赤ん坊があってね、赤ん坊の方はそうでもないんだけれど、その親に強い執着があると、その想念によって赤ん坊が引張られ、又新しく人間に生れ変るひまがなくて、次に生れた赤ん坊にくっつくといふ事はあるんです。
稀には頭を打って死んだとか、何か爆弾みたいな爆発物で死んだ霊が、霊界での浄化が完全に終らぬ中に生れ変って来る事もあって、こんなのはボーッとしてますがね。こう云ふのはまあ滅多にないんですが、赤ん坊の霊のつくのは一番多いんです。
又流産の霊が祀って貰ひたくて憑く場合もあります。だから姙娠五ケ月以後で死んだ赤ん坊は祀らなくてはいけませんね。極く稀に三、四ケ月のでも障りになる事もあります。それで、この人の家に流産とか早産や赤ん坊の中に死んだとかいふのがあったらそれと考へていゝですね。御浄霊は前頭部の中が一番です。それから首筋ですが、気永にしてれば少し宛治って行きますよ。」
(「御光話録9号」 S24.7.30.)
「又生後間もなく、種痘をしたり、何々の予防注射とか、栄養の為とかいって注射をするが、之が又頗る悪い。何しろまだ体力が出来てゐないから、注射などは無理である。此為多くは発育不良の原因となり、よく誕生すぎても首がグラグラしたり、歩行が遅れたり、智能も低かったりするのはみな之が為で、医家に対し此点一層の研究を望むのである。
又斯ういふのも偶にはある。それは生後一、二ケ月経った頃吐血する幼児で、医診は胃潰瘍などといふが、之は滑稽である。何となれば胃潰瘍は消化薬連続服用の結果であり、此方の原因は出産前後、母親の古血を呑んだのを吐くのであるから、其後食欲も増す事である。」 (「小児病」文創 S27.)
「(四才児、生後二カ月頃旅行中急に発熱、脳症との事で、熱は二週間程続き自然に頭が肥つて参り、脳水症と言われ、六カ月医療を続けたが治らず、その後御浄霊を戴いてますが、頭は少しも小さくなりません。知能は普通より遅れ、体も弱く足も立たず、現在は床に就いております。今日では、頭は大きく可成り固まつております。之は霊的でしようか。又如何致しましたら宜敷いでしようか。尚仏壇は親の方のみで、お祀りしておりません。御神体もお祀りしておりません。浄霊は何処を主に・・・)
之は、浄霊許りじやない。ちやんとお祀りしなければ駄目です。それから、第一仏壇もお祀りしなければ駄目です。之は霊的ですよ。水死人の霊で、水の中に落ちるとか飛込むとかして、水を飲み乍ら逆(サカサマ)になつて死んじやつた。それで、頭の方に水がうんと溜つて膨れちやつた。それが憑いているんですよ。
ですからこう言うのこそ、浄霊許りでは絶対治りませんよ。霊的で治していかなければね。先ず、仏様を作る事と、御神体をお祀りする事と、それをやらなければ救われないんだから、手放すかどつちかです。中途半端じや駄目です。」
(「御教集6号」 S27.1.17.)
「(白痴は霊的に如何なる原因でしょうか。)
霊的と体的とある。霊的に多いのは子供の霊が憑る。年をとっては憑らぬが、多いのは十歳以下で、十五歳位までは憑る。
例えば二、三歳の霊が憑ると智能は二、三歳で続くのである。白痴は赤ン坊とか子供の状態になる。それで智能の発育が止る。子供の中に浄霊すると救われるか萎縮する。萎縮すれば肉体はその影響を受けなくなる。小児麻痺の場合もそうである。子供の霊又は卒中で変死の霊は頭悪くなる。脳溢血などで死んだのは頭が悪いと同時に身体に故障が起る。(中略)」 (「講話集補」 S23.10.13)
「霊が憑っている。大抵赤ン坊の霊が憑ってる場合が多い。智能が赤ン坊程度で、発育しない。気長に前頭部、延髄をすればだんだんよくなる。」 (「講話集補」 S24.11.19)
「(頭脳の働き明瞭ならず、思考力、推理力等に乏しく、数学的に鈍感で、時々常識を欠き、・・・)
頭に欠陥がある。生れつき頭に欠陥があるのと、毒素が凝ったのとある。大抵は後者で、毒素が多いので頭を触ると暖かい。之が冷くなればはっきりする。首筋にきっと塊があるからそれを除る。上流は大事に育ち過ぎる。子供のうちから大事に扱い、女中や乳母任せで、気の入れ方が違ふ。(中略)」
(「講話集補」 S23.12.22.)
「(十歳になりましたが、未だに物がはっきり云へません。三歳の時、机の上から落ちてミシン機の金具に頭をぶつけ、医師に治療して戴き傷痕が残っている。)
打った時、頭の智能的働きのものを破損したのである。機能の欠損は年限と共に段々治るが、内出血の固まったのは浄霊で溶かせば治る。然し、母が信仰をやめるようではいけない。母が一番熱心に信仰すべきである。」 (「講話集補」 S24.9.25.)
「(11歳の男子、生れ乍ら遺伝性の梅毒にて最初から眼に現われ、相当量の注射(白血球を増す注射)を受け、智能減退病と診断、現在は五歳位の智恵しかなく、単語は話せますが綴る事が出来ません)
治るが、生れつきか注射の毒かである。前頭部の奥を出来るだけ浄霊する。又後ろの頸筋もする。年とるに従ひ治る。」
(「講話集補」 年月不詳)
「(十歳は勉強嫌ひで成績悪く、浄霊を続け、未だに変化なし。此の「痴呆症」は今後如何様にすれば治るものでせうか、)
簡単には治らぬ。相当時日がかかる。低能的病気をした事はないか。頭に毒がある。頭を中心に、頸の周りの塊を浄霊する。本人が祝詞を奏げるようにすると、段々よくなる。」
(「講話集補」 S24.11.7.)
「(男の子三人共智能の働きが悪く(学校の成績三人共中以下)心配しておりますが、浄霊を続けたら成績が良くなるでせうか。)
良くなる。霊的関係がある。前頭部である。普通にはなる。」
(「講話集補」
S25.2.7.)
「親に殺されようとする位頭が悪かった。低能児に悩んだとか、思うようゆかず長く苦しんだ――前世の関係がある。前生四足に生れ、人間に生れたのは頭が悪い。入信して気長に人を助け、御著書を出来るだけ読むと霊が清まる。」
(「講話集補」 S24.5.9.)
《浄霊》
前頭部及びその中、鼻部、延髄、首の回り(後頸部)、