「次に、姙娠中の悪阻(ツワリ)も頗る多い症状で、甚しきは嘔吐烈しく、一ケ月以上も碌々食を摂る能はず、人工流産のやむなきに至るのであるが、此原因は胃の外部にある毒素溜結が、腹部膨脹によって圧迫され、浄化作用が発(オコ)って溶解し排泄される。それが嘔吐であるから右の毒素を溶解するに於て治癒するのである。」
(「婦人病」明医二 S17.9.28)
「姙娠中の悪阻(ツワリ)も頗る多い症状で、甚しきは嘔吐頻繁の為、一ケ月以上碌々食餌を摂る能はず人工流産のやむなきに至る場合もあるが此原因は既記の如く、胃の下部にある毒結が、子宮膨満によって圧迫される為で、即ち自然は腹部膨満の障碍物を除去する為の浄化作用が嘔吐の原因で、本医術によれば容易に全治するのである。」 (「婦人病」天 S22.2.5)
「姙娠の場合、最も悩みとされてゐるのは悪阻であらう。此症状は今更説明の要のない程誰も知ってゐるが、重いのになると生命迄も危くなるので、仲々馬鹿にならないものである。此原因も医学では判ってゐないが、之は至極簡単な理由である。即ち子宮が膨張する場合邪魔してゐるものがある。
それは臍部から胃にかけての毒素の溜結で、それが膨張の為、其排除作用が起る。之が悪阻であって、何よりも頻繁な嘔吐によってそれが排除されるのである。此毒素は然毒と薬毒とであって、出るだけ出て了えば完全に治るが、医学では原因も判らず、判っても出す方法がないから、気休め程度の手段か、堕胎させる以外方法はないのである。」 (「婦人病」文創 S27.)
「(妻が姙娠の場合、夫が悪阻の状態をする例があり、その場合妻は何事もなく平気でおりますが、)
これは当り前で、夫婦は霊線が一番強く太いから、妻の悪阻は夫が引受ける、反対に夫に罪があつて浄化をせねばならぬが、夫が浄化の為一家の生活に困る場合、それを妻が引受ける場合もあり、親の浄化を子供が引受ける事もある。ひどいのは子供の生命まで犠牲にする場合もある。」 (「教えの光」 S26.5.20.)
「臍と心窩部の毒。胃の拡がる度に出す――。」
(「講話集補」S24.10.26)
「(姙娠と同時に悪阻になり、・・・)
みぞおちと臍の間に毒があり、子宮の膨脹によって排除、嘔吐する。之が悪阻である。普通は、簡単に治る。簡単にやり、腎臓もよくやる。」 (「講話集補」 年月不詳)
「腹部に毒素があり、子宮が拡がると毒が邪魔だから嘔吐で出す。元は腎臓で、患部と共に浄めると割合い簡単である。」
(「講話集補」 年月不詳)
「(姙娠三ケ月後悪阻で苦しんでおります。)
毒素の関係で、じき治るのだが、急所が外れていたのでせう。悪阻はみぞおちと胃の間の毒で、これは子宮が拡がるにその毒素が邪魔になるのである。人によっては尿毒が溜る事がある。腎臓をよく浄霊する要がある。」 (「講話集補」 年月不詳)
「(中略)悪阻の原因は臍から心窩の間に毒がある。子宮に妨害になるから出す。浄霊すると治る。」
(「講話集補」S24.1.6)
「(中略)悪阻は子宮の上の方に毒があり、子宮が拡がるにつれそれを突上げる。臍と鳩尾の間を浄霊する。」
(「講話集補」S23.12.28)
《浄霊》
頭部、胃、臍と鳩尾(心窩)の間、腎臓。