I-② 下半身に関する病気 ②-12,更年期障害(血の道)
「(中略)更年期以後出血のある場合、医診は先づ、子宮癌の疑を起すが、其際下腹部に固結を見るので、それを癌と思ひ手術除去するのである。然るに之は実は月経の古血の塊りであるといふのがその殆んどである。何となれば斯かる症状に対し本施術を行へば、大抵二三日後多量の出血があって、拭ふが如く全治するからである。そうして以上種々の子宮患者も本医術によれば概ね全治するのである。」 (「婦人病」天 S22.2.5)
「(38歳、突然心臓の動悸が高く打ち、左半身が痺れ、舌が強張り、医師は血の道からとも言い、病状は頭が悪く、肩、胸、腰と、全身の筋肉が強張り、痺れを感じ、時々寒気が増し又暑かつたり致します。又目を閉じますと、引込まれる感がし、目を開きますと、天井や建物が廻る様に思われ、体の置場もなく困り居ります)
之は神経衰弱じやないよ。神経衰弱で痺れるなんて、ないですからね。舌が強張るなんて、ないよ。丸つきり出鱈目ですね。だから、本当言うとお医者さんに診せて、之は解らないと言うなら、偉いですよ――その正直さにおいてね、大体医学で解る訳がないんだからね。血の道――女だからそう言うんでしようね。之は、後頭部から延髄にかけて固まりがありますよ。霊も時々憑りますが、憑り切りではないです。やはり、元は薬毒ですよ。之も治りますよ。今に健康になりますね。だから、大体固まりですよ――後頭部から、この辺(延髄)ね。」 (「御教集6号」 S27.1.17.)
「(私は13年前、産後の具合が悪く血の道となり・・・)
必ず治りますよ。血の道って言っても症状はいろいろありますがね、要するに子供を産んで血が全部出切らない中に体を使ったり、頭を使ったりするんで血が使ふ所に寄るんです。腰を使へば腰に固るし、眼を使へば眼が悪くなるしね、よく産後に精神病になるっていふのは、その血が心配事や何かの為に頭に寄るからなんです。
そしてこの血は普通ではなかなか外へ出にくいんでそれで不治だって言ふんですよ。之は知っておいていゝですね、子を産んだ後は一週間は寝たッ切り、一週間すんだらそろそろ起き出して二十一日間は余り体を使はぬ事、それから三十五日位から大体普通に動く様にして、本当は七十五日経ってから常態に戻るのがいゝんです。
産後に無理して体を使ふとそれが病気を起すもとになりますから、之は大いに気をつけなくちゃいけませんよ。
(註――「産後七十五日を経過してゐない婦人は、浄霊を受けるのは差支へないが、余り他の人を浄霊しない様に、却って腕などに毒血が集まってあとで神経痛等になる事があるから」
との御言葉を以前頂いた事がございます。)」
(「御光話録14号」 S24.8.23.)
「(中年の婦人によく更年期障害というのがありますが、・・・)
障害のあるのはその人に毒素があるからで、毒素がなければそんな事はない。浄霊で治る。」 (「講話集補」S24.5.23.)
「(若い頃より体が弱く、今年一月より月経出血甚だしく、耳も遠くなってきました。)
出るだけ出れば治る。更年期で、古血が溜ったものである。」
(「講話集補」年代不詳.)
「(41歳の女、13年前から産後の血の道で苦しんで居ります。)
産後の血の道は、血の出切れないうちに神経を使ったりなどするとそこへ血が寄る。使ふ局部へ寄り、此血は普通なかなか出難いものである。血の道は必ず治る。いろいろ症状がある。本当は七十五日間は普通の事をしてはいけない。七十五日で殆ど普通の通りになる。」 (「講話集補」年代不詳.)
《浄霊》
天地(前頭部、後頭部、延髄)、下腹部、腎臓、患部、