「そうして、医家は血尿によって結核の診断を下すやうである。然し、私の経験によれば、腎臓以外の原因による血尿もあるのである。それは如何なる訳かといふと、多くは両鼠蹊腺上部の微熱又は軽熱の腎盂炎による発熱によって、輸尿管の附近が常に熱せられてゐるので、尿が輸尿管を流下する際熱尿となり、それが尿道を通過するので、尿道粘膜の薄弱なる人は、粘膜が火傷するのである。その火傷部の欠陥から血液が浸潤して血尿となるのである。之等は右の微熱部の毒素を溶解するに於て、大抵数日間で容易に全治するのである。」 (「腎臓及び糖尿病」明医二 S17.9.28)
「(血尿の混入した排尿、その度毎に尿道に激痛、激しい時は十分置位、良い時で一時間置、浄霊は頭、延髄、腎臓、鼠蹊部、膀胱、内股から尿道にかけてしています)
急所が違つているんですね。(中略)尿道にオデキが出来ているんですよ。それが痛むんですね。その刺戟によつて、始終小便が出たいんですね。血尿は、そのオデキから血が溢れたものですね。何でもないんですよ。之は、尿道専門にやれば良いんです。そう言うのは、みんな上の薬毒が垂れていつて、尿道にオデキが出来る。しつこいオデキなんですね。そこを目掛けて溜る。ですから、そこの――尿道を根気良くやる。そうすると治りますよ。」
(「御教集6号」
S27.1.27.)
《浄霊》
鼠蹊腺上部、腎臓、尿道、微熱部、