「口の端や口脣へおデキが出来たり、糜爛したりするのは唾液に毒素があるからであります。
之は、患部と口中の浄化をすれば、容易に治るのであります。然し軽症なら一週間以内に治りますが、重症となると二、三ケ月位かかる事があります。」 (「口疹」療講 S11.7.)
「次に口内粘膜にブツブツが出来て、ものが沁みたり、喉が痛んだり、舌におできが出来たりする人があるが、之は悉(ミナ)服み薬、又は含嗽薬が粘膜へ滲透し、古くなって毒素となり、排除されやうとする為であるから、放って置けば必ず治るのである。(中略)」 (「口中の病など」文創 S27.)
「(中略)よく口が荒れたり、粘膜に湿疹が出来たり、舌に腫物が出来たりするのは、何れも飲み薬が粘膜から滲み、毒化して排泄する為であるから、之も出るだけ出れば必ず治るのである。」 (「眼、耳、鼻、口」医革 S28.)