B-⑤ 顔 面 疾 患

「(中略)凡ゆる人々の肉体は、殆んど、膿汁と毒血で充満してゐると言っても可い位である。(中略)極端に言えば青白い顔は膿汁の為のそれであり、色艶の好い、油切った顔は、毒血の逆上とさへ、思ふのである。」

 

            (「現代人の短命」明医 S11.5.15.)




「(中略)頬の方の耳の際を押して痛む人は、顔面神経に故障があります。」            (「眼病」療講 S11.7.)




「(中略)酒を呑んで顔の赤い人は毒血青い人は膿の方。赤い方は生命にかかはり、青い方は中風になって長びく、膿と血と混ったもの、之は顔色が白い。」  (特別講習会御講話 S15.11.9)




「(中略)咳嗽の原因である喀痰は、意外な局所から出る事がある。それは脚部又は頭脳及び顔面であって、(中略)逆上(ノボセ)とは如何なる原因であるか、之も世人が考えるやうな、血液が逆上するのではないので、顔面部に溜結する毒素の浄化作用としての、其部の発熱である。勿論、紅潮を呈するのは熱の為であって、右の毒素を溶解するに於て、治癒するのである。」

 

           (「咳嗽及び逆上」明医二 S17.9.28.)




「(中略)そうして腹膜に膿結のある人は必ず顔色が悪いので、私は、経験上、顔色によって、化膿性腹膜の有無軽重を識る事がある。」      (「肋膜炎及び腹膜炎」明医二 S17.9.28.)




「(中略)脳溢血に就て説いてみよう。(中略)そうして発病時をみるに、初め、俄然として顔面紅潮を呈し、間もなく反対に蒼白となるのである。それは、紅潮は、脳に侵入した毒血が、直に、顔面に氾濫する為であり、蒼白は、それが何れへか凝結して貧血するためである。」       (「脳疾患」明医二 S17.9.28.)




「(中略)そうして漢方薬中毒者は、腎臓疾患が多く顔色暗黄色で、何となく冴えないものである。之に就て私は、支那人の顔色は赤味がなく、青黄色が多いのは、祖先以来漢方薬服用の結果であると惟ふのである。」    (「既存療法」明医二 S17.9.28.)




「脳貧血が強度に発生する時必ず嘔吐を伴ふものである。此際額に掌を触るれば氷の如く冷へ、膏汗(アブラアセ)を掻き、顔面蒼白を呈するので、脳貧血を確認するのである。」

 

            (「不快感及び嘔吐」天 S22.2.5.)




「(中略)茲で誰も気がつかないものに、顔面皮膚の悩みがある。之は顔が逆上せたり、軽い痛みや、痒み、引張られるやうな感じがする婦人がよくあるが、之は薬剤入の化粧品を無暗に使ふからで、其薬剤が不知不識の内に滲透して毒素化し、顔面の毛細管から滲出しやうとする為で、大いに注意すべきである。」

 

              (「口中の病など」文創 S27.)




「(中略)尚又手術の際の消毒薬が膿化し排除されようとし、種々の病を起す事がある。それは悪性歯痛、中耳炎、結膜炎、顔面の腫物である。」      (「手術について」ア救 S28.1.1.)




「(中略)毒素排除の役目をもっている盲腸がなくなれば、そこへ集まってくる毒素は仕方なく腹膜や腎臓部にたまることになり、それが原因となって悪性の歯痛や中耳炎、結膜炎、顔面のはれ物といった病気が起る。」  

 

      (「法話 浄霊術で完全に治癒」東日 S28.2.26.)




「(中略)本教幹部の婦人、全部の歯がグラグラになり、総入歯にしなければならないと困っているのを私は見た処、強い薬毒が含まれている化粧品を、長い間用いたのが原因であることが分った。症状は顔面常に発熱あり、皮膚も強張(コワバ)っているので、浄霊をしてやった処段々よくなり、抜かないで済むようになったと喜んで礼に来た。」         (「女性の福音」 S28.10.14.)




「(中略)今の人は薬をのんでいるので、第一顔色が悪いです。この人は薬毒が多いか少ないかは顔色を見るのが一番です。青い色をしたり、或いはどす黒い、暗い様な色をしている人は必ず薬毒が多いのです。」         (「御教集18号」 S28.1.5.)




「(中略)それで、一番分るのは顔色です。だから中国人には黄色い顔色をした人が多いのです。赤い顔はあんまりありません。それは漢方薬中毒のためです。(中略)それから田舎の農夫などはどうも黄色い顔が多いのです。都会人の方は白い顔か青い顔をしてますが、農村の人は黄色いのが多いです。これは、まずい物を食っているからと言うが、そうではないので、漢方薬を煎じてのむからです。ですから農村の人でも、いくらまずい物を食っていても、漢方薬をのまなければ赤い顔になります。」

 

               (「御教集19号」 S28.2.16.)




「(中略)今アメリカでは、女の顔が荒れるというので大変な問題になっているそうです。荒れないようにと思いつつますます強い薬を使って逆をやっているわけです。(中略)ところが実際において化粧品をやめると、一時は真黒な渋皮みたいな顔になりますが、それを我慢すると、それは非常にきれいな顔になって来ます。本当の肉色になります。(中略)


尤も今の人は顔ばかりでなく、体にも薬を入れるから、そのために顔が汚なくなったり、色が悪くなってます。だから化粧品を使わなければならなくなるのです。そして一番顔色が悪くなるのは漢方薬です。顔の青い、艶気のない、カサカサした人に聞いてみると、必ず漢方薬をのんでます。それから女で真黒な顔の人は漢方薬中毒です。その点においては西洋の薬は顔色にはあまり影響しません。ただ西洋の薬は顔がカサカサになるのです。


だから今の女の顔というのは必ずカサカサしてます。滑っこくありません。そこで化粧品を直ぐにやめろとは言いませんが、だんだん少なくして、或る時期に行ったら、大いに勇気を出して全廃する事です。」           (「御教集24号」 S28.7.27.)




「中風、脳溢血は顔が紅く、少し経つと青くなる。」 

 

                (「講話集補」 S24.1.28.)




顔色の悪いのは毒が多く血が不足している。斯ういう人は特に頸の周りに毒が沢山ある為である。薬毒――。」

 

                 (「講話集補」S24.2.27.)




《浄霊》 頭、顔面、頬の方の耳の際、頸の周り、腹膜、腎臓、