〔参考文献 3(信者の声) 

 

その3  御神光の奇蹟

 

神奈川県横須賀市田浦町二ノ七九 大浄大教会 曾根太一郎(48)

 

 明主様、謹んで御報告させて頂きます。昭和二十九年十二月十一日、人類大望の救世主として御降誕ましませし明主様には、この日水晶殿に御遷座遊ばされ、私達信者にも瑞雲郷沿道でのお出迎えをお許し頂き、心から御神業の彌栄えます喜びに胸満ち、更に今日の意義極めて深き日にお出迎え申し上げる光栄にひたりつつお待ち申し上げさせて頂きました。
 午後一時過ぎ明主様の御車は静々と沿道を御通過、只々有難さと勿体なさに頭を深く垂れたままにてお迎え申し上げさせて頂きました。御車御通過の後、未だ感激のさめやらぬままメシヤ会館の登り道に廻り、何かしら明主様おわします水晶殿に神秘の証し現われます予感におそわれながら、景観台上に聳える白聖の水晶殿を見上げますと、鳴呼何たる栄光、既に神秘の大霊光が、水晶殿のプラスチックに映じつつ、明主様の御座所の御位置と拝される辺りから白色の雲煙のように立ち昇り、天井近くまで昇ると、それがだんだん下の方から火柱のようにプラスチック一枚の大きさに(巾五尺位)ボーッと柔かく明るい陽光のように現われ、暫く放射の後、上からとぎれとぎれに白玉のようになってゆるやかに消え、このような光景を繰返して、三回程拝まして頂きました。それは丁度、水晶世界御経綸の大言霊を、幹部、役員、先生方に賜わります意義深き御時刻ではないかと拝察させて頂いたのであります。この大霊光は、並居る信者十数名の全部が全部肉眼ではっきりと拝まして頂いたのであります。丁度その頃、水晶殿の中で御写真を撮しておられる人の姿もみえましたが、それが幻覚や錯覚でないことはその電光はすぐ消えてしまったことでもわかります。
 これこそ今や世界最高の御神格を具有せられて全世界に臨ませ給う明主様が、幽玄深奥なる御経綸のまにまに水晶殿に御遷座遊ばされ、やがてこの地上一切の悉くが、水晶の玉の如くに拭い浄められ、神の御代の打樹てられることを証し給うた大神秘でなくて何でありましょう。私達信者は、水晶殿に立ち昇る大霊光を眼のあたりにしてただただしびれるような感激と歓喜に胸をうずかせながら、思わず知らず、伏し拝まして頂いたのであります。そうしてこの栄光に浴した幸福をともに語り合いながら、この地上を天国化される雄渾なる神様の御経綸に、より以上の誠を以て御奉仕させて頂く決意が、力強く肚の底から湧き出て来るのを覚えたのであります。
 その時の光景や感激は、到底私如きものの拙い筆や言葉で表現させて頂くことが出来ないもどかしさを感じつつ、只その時の情景を心のままに、一日も早く一人でも多くの人にお知らせしたいと思うばかりに御報告をさせて頂きました。
 明主様、誠に有難うございました。   

 

 栄光293号(昭和30年1月26日発行)