N-⑰ 火傷、切傷、打撲、虫刺、獣類による咬まれ等

「虫類又は獣類による傷害、即ち蜂、蛇、蝮(マムシ)の類、鼠、猫、犬等に咬まれた場合その動物特有毒素の為、それぞれ症状は異るが、苦痛甚だしく蝮、鼠、犬等に至っては生命の危険すらある。然し本医術によれば、蜂の刺傷は数分間、蝮害は数時間、狂犬は数日間にて完全に治癒するので、その実際を見る時何人もその偉効に驚くのである。

 

 

 

 火傷(ヤケド)及び切傷の場合大抵は化膿する。それは人体の一部に傷害を負ふ場合、傷害部に近接せる毒素を主に、他の各部にある毒素と雖も誘導的に傷害部に集溜する。それが化膿であるから、之は大いに喜ぶべき事であると共に放任すれば必ず順調に治るのである。

 

 

 

そうして凡ての痛みは薬毒であり、痒みは然毒或は特殊薬剤によるのである。又凡て皮膚に関する疾患の予後は醜痕を残す。即ち手術は引吊りとなり、薬毒は紫黒色等の痕跡を貽(ノコ)すが、自然治癒によれば右の如き醜痕、色痕は貽らないのである。右何れの症状と雖も、本医術によれば重症も容易に治癒するのは勿論激痛も忽ちにして緩和、又は除去されるので、患者の歓喜は常に経験する所である。」        (「腫物及び火傷、切傷」天  S22.2.5)

 


 

「(中略)其他火傷、刀傷、打撲傷等もあるが、之等は病気と異り、自然治癒するのである。然し之等に対し、消毒薬の塗布等を行ふ為に、容易に治癒し難くなる例は非常に多いのである。斯かる場合薬剤を廃し、患部を清水に洗ふだけで自然によく治癒するのである。」              (「痛苦」天  S22.2.5.)

 

 

 

            (※「痛苦」明医二  S17.9.28.類似)

 


 

「(中略)火傷の場合も浄霊一方で治り前よりも綺麗になったという事は、火傷によって顔面部の毒素が排泄したからで、血が綺麗になった為である、処がそれを知らない為に薬をつける、すると薬毒が滲み込んで醜い顔となり、それが何年も続くのであるから困ったものである。」   (「「おかげ」の批判」救48号  S25.2.4)

 


 

火傷に就て注意すべきことがある、それは火傷の場合必ず膿汁が患部へ集り滲出するものである、これは火傷の刺戟によってそうなるので、恰度灸を据えるとウムようなものである、何よりも汁から悪臭を放つにみても明かである、従而火傷によって浄化が行はれるから健康上プラスである、右にある如く、治癒後顔が綺麗になったというのは血が浄くなったからである、ただ茲で注意すべきは薬を用ひると薬が、滲透するから醜い痕跡を残し、相当長く続くものであるから、絶対薬を用ひない事である、而も薬を用ひないと治りも早いから一挙両得である。」

 

 

 

          (「大火傷が快癒す」救55号  S25.3.25.)

 


 

「(中略)医学の盲点は、よく怪我をしたり、火傷などすると、大抵は膿む事になるが、之を又非常に恐れ膿を出さないよう種々の方法を行うが、之も大変な間違いである。というのはそういう刺戟によって其部へ毒素が集まるもので、どんな人間でも必ず相当量の毒素を保有しているから、何かの機会があれば体外へ排泄されようとして、忽ち傷口目掛けて集中し、排泄されようとするのであるから、化膿の部分が大きい程毒素も多く出る訳で甚だ結構なのである。

 

 

 

処が医学は化膿するのは黴菌が侵入して繁殖する為と、悪い意味に解釈するから、極力化膿を止めようとし殺菌剤などを使い、冷やしたり、注射をしたり、安静にしたりして、色々な手当を行う、という訳で吾々から見れば、馬鹿々々しい程の逆を行っている訳である。

 

 

 

処が此殺菌剤が問題である。というのは之が先ず筋肉から滲透し、時日が経つと恐るべき中毒作用を起す事になる。何しろ如何に微細な黴菌と雖も、生物である以上、それを殺す程の薬剤としたら、人体に与える影響も又甚だしいのである。

 

 

 

それで消毒剤が古くなると猛毒に変化し、早晩此浄化が起る、即ち発熱、痛み、不快感等非常に悪性の悩みで、其際医師に診せると原因不明の病気と言われるが、何ぞ知らん此原因こそ医療が作ったのであるが、マサカ医師としては消毒薬が原因であるなどとは夢にも思えないから、治療の施しようもないというのはよく聞く事である。」   (「医学の盲点と自然良能力」地26号  S26.7.25.)

 


 

「(中略)針で刺しますね。そうして、疵が出来ると――何時も言う通り、火傷とか疵で刺戟を与えると、黴菌が寄つて来る。丁度黴菌が入つた様に見えるんです。黴菌があるのはあるんです。入ると言うが、少ないのです。大体は寄つて来るんです。試して御覧なさい。火傷すれば黴菌が入る迄に、大抵は油をつけます。それでも腫れて来ますからね。火傷する様な熱で、油をつければ、黴菌が入る様な理由がないんです。然し、そこに寄つて来るんですからね。お灸をすえるのと同じですね。(中略)それから、浄霊で治すのは、穴があいたり、色々したのも、跡形なく、ちやんと元通りになりますから少しも心配要りません。」 (「御教集3号」  S26.10.28.)

 


 

「(火傷の時に浄霊すると、打撲傷と同じに非常に痛む事がありますが、清水をかけて浄霊すると楽になりますが、・・・

 

 

 

 良いですよ。結構です。火傷した直ぐは、水をかけた方が良いですよ。緩和するからね。焼ける奴がそれ丈け減るからね。」

 

 

 

              (「御垂示録4号」  S26.11.5.)

 


 

「(感電して重態に陥っている者に対しては何処に重点を置いて御浄霊したらよいでしょうか)

 

 

 

 何処か火傷をして居たり色の変った処を御浄霊すればよろしい。又苦痛を訴える所、何故なら其処が火傷した所であるから。」

 

 

 

                        ( S24.)

 


 

《浄霊》  患部、

 

 

 

 ※ 火傷の場合は、痛みが引くまで水に浸けておく事。       その後、浄霊する。