食と農

B-10-5、二期作と二毛作について

             

「二期作は良い」

 

 (前略)それからもう一つ特に注意する事は、前に二毛作はいけないと言ったのは、米と麦をチャンポンにする事はいけないので、米だけの二毛作なら、かえっていいくらいです。しかしこれは気候が暖かい所でなければ無理ですから、気候が暖かい所で可能な所ならしてよいです。農業の事はそのくらいにしておきます。(後略)                                 

  (御教え集30  昭和2916)

 

                 

「二毛作はよくない」

 

   (前略)それから二毛作、特に麦と交代でやりますが、これが非常に悪いという事が今度実験によって分りました。ごく暖かい所なら二毛作で良いのですが、それは余程条件がいい所でなければ二毛作は考えものです。ですから今度も二毛作より一毛作の方がかえって余計出来ている所があります。麦と交代でするという事も、いけない理由がまだ分らない人が大分ある様です。(後略)                   

  (御教え集19  昭和2827)

 

              

「麦と米の二毛作について」

 

麦、米の二毛作は、麦が成績が良くないが、其事に就いて御神示がありました。麦は畠に作るもので、麦を田に作ると言うのが間違つているので、穫れる訳がない。そんなにこすつからくしなくても、稲を田に作るだけで、食うだけは充分穫れる。肥料なんか――ああ言う事をするから穫れないんです。(後略)             

 

(御垂示録2  昭和2698)

 

            

「米と麦の二毛作は不可」

 

     「二毛作で、米が良く穫れると麦が悪く、麦が良いと米が悪いので御座いますが――」

 

  そう言つた、交代の二毛作は真理に外れている。米の土に向いて来たのに、麦を植えると、土も常に変るから、精分が違つて来るのです。米を作る精分になつているのに、麦を植えるから、穫れない。だから連作が良い。そう言う事なんです。

 

    「米丈の連作が不可能な場合は」

 

  そう言う処は一毛作にすれば良い。

 

    「勿体無いと言うので――」

 

  いや、却つて一毛作の方が沢山穫れる。種類迄も一つでなければならない。種類を変えると、その種に肥毒を持つているのと、いないのとありますからね。     

 

(御垂示録6  昭和2641)