主な病気について

A,頭及び脳疾患

A-⑦ 脳 膜 炎 (髄膜炎)

「(中略)氷冷法は最も不可である。高熱と雖も氷冷しないに限る。何となれば、患部を氷冷する時は、自然治癒作用は、停止されて了ふからである。

 

一例を挙ぐれば、中耳炎の場合、中耳炎は膿汁が排泄されよふとして、中耳内に侵出し、それより外部に出でんとする。其為の痛みと高熱であるから、此場合患部を氷冷すれば、膿は中耳に向はずして、方向転換をするのである。それは後脳へ移行し、脳膜炎を起すのである。中耳炎丈で済むべきを、脳膜炎を併発させるといふ、それは氷冷するからである。」   
(「病気に対する手当は有効乎」医書 S11.4.13.)

 

「(中略)実際は、医療中、よく余病が起るのであって、甚だしいのは、幾つもの余病が起るといふ事は、排泄さるるべき汚物を、押込めるからである。例えば、或一部に病気が起るとするとそれを散らさうと、氷冷法などを行ふ、それが為、其処への膿の集溜運動は、停止されるから、膿の残部は、他の方面へ、方向転換をする。それが他の部分へ余病となって表れるのである。其一例として中耳炎を氷冷するとする。熱に因って溶解された膿が、中耳に向って進行し、其処から外部へ出やうとする、それを氷冷によって、停止をさすから、膿は忽ち、方向転換をし、小脳へ向って、進行する。その結果が、脳膜炎である。手当をしなければ、中耳炎で済むべきものを、手当をして反て、脳膜炎といふ余病を併発さすのである。(中略)」
         (「毒素療法」明医 S11.5.15.)

 

「(中略)中耳炎が発病して膿が盛んに中耳へ向って流動してゐる時氷冷をすると、膿は中耳へ進めなくなり、方向転換して小脳へ侵入する。之が脳膜炎であります。ですから、中耳炎をやってる内に脳膜炎を起すのは、全く前述の訳であります。(中略)中耳炎を治しながら脳膜炎になるといふのは、全く可いと信じた手当が反対の結果を招来する訳なのであります。」
               (「耳病」療講 S11.7.)

 

「(中略)脳膜炎になると、目をつむり頭が割れるやうに痛む。額が火のやうにあつい。後の方は脳脊髄膜炎、後頭部へ棒のやうに塊まる。」
(「特別講習会御講話」 S15.4.2.)

 

 「(中略)小脳へ入るのが嗜眠性額へ行くのが脳膜炎。」                     

(特別講習会御講話 S15.11.9)

                                  ≪図1≫

≪図1≫

「脳膜炎は背中に膿が溜りそれが上って行く。脳膜炎の場合は頭全体の時が多い 。」


    (特別講習会御講話 S15.11.9)

「(中略)脳膜炎など前頭部があつい。」
    (特別講習会御講話 S15.11.9)

「次に脳膜炎に就て説いてみよう。これは前頭部の浄化作用であって、前頭骨膜部に溜結せる濃毒素に対し、激烈なる浄化作用が起るのである。症状としては、堪え難い激しい頭痛があり、又患者は眼を開け得ないが、それは、眼を開けると非常に眩しいからである。故に、前頭部が火の如き高熱と、眼を開け得ない症状は、脳膜炎と断定して差閊へないのである。

 

特に幼児に多い病気であるが、幼児は痛みを愬(ウッタ)ふる事を知らないから、高熱と瞑目(メイモク)とによって、脳膜炎である事を判断すべきである。此場合医療は氷冷法を何寄りとして行ふのであるが、これが最も悪いのである。これがために治癒しても痴呆症の如き不具者となるのである。

 

その理由は如何なる訳かといふと、本来、順調の経過をとるとすれば、溜結毒素が、浄化作用によって液体化し、下方へ流動し、目脂及び鼻汁となって排泄され完全に治癒するのである。然るに、氷冷をすると、溶液化した毒素は、外部への流動を転じ、内部へ向って浸透し、前脳の組織にまで入って凝結するのである。

 

これは、曩に説いた如く、中耳炎を氷冷し、頭脳へ方向転換させるのと同一の理である。すべて、溶解毒素の運動は氷冷の如き強力なる浄化作用抑止はその流動を阻止して、別方面に転換させるのである。そうして右の如く、前脳組織機能に於ける毒素溜結は、機能本来の活動に支障をおこさせるから、予後不具同様となるのである。

 

故に、脳膜炎は治癒しても不具になるから恐ろしいといふのは、実は誤れる療法のためである。私は、脳膜炎を何人も治癒さしたが、治癒後反って発病以前よりも頭脳明晰となって、児童等は教師が不思議と思ふほど、成績優良になるのである。」       
(「脳疾患」明医二  S17.9.28)

 

「(中略)そうして中耳炎の場合必ず氷冷法を行ふから、液体毒素は方向を転換するのである。即ち中耳に向って流進してゐたのが、頭脳に向って転進するのである。之を医師は"中耳炎に因る脳膜炎"といふのである。斯様に扁桃腺炎を中耳炎に発展させ、終に脳膜炎まで起させるといふのは全く驚くべきである。」

                      (「扁桃腺炎、盲腸炎、手術」明医二 S17.9.28.)

 

「(中略)脳膜炎は人も知る如く小児に多い病気であるが、大人にも偶にはある。之は前頭部の浄化作用で原因は風邪等にて頭痛の場合氷冷を行ふ結果浄化停止され、それを繰返すに於て、漸次前頭部の溜結毒素が増加する。其結果其部に大浄化が起るのである。小児はそれの遺伝である。

 

医学に於ては脳膜炎は治癒困難となし、稀に治癒するも、予後精神的不具者となるので、非常に恐れられてゐる。然し乍ら本医術に於ては一週間位にて完全に治癒し、予後も何等異常なきのみならず、寧ろ発病前よりも頭脳明晰となり、学童などは脳膜炎全快後成績優良に転ずるのである。

 

此病気の特徴としては、前頭部が火の如き高熱と、堪え難き程の激痛及び視覚眩(クラミ)の為、不断に瞑目する事である。以上三つの症状によって脳膜炎と断定して差支へないのである。次に結核性脳膜炎とは、普通脳膜炎が急性なるに反し慢性的ともいふべきもので、経過執拗なのを医診は結核性といふので、実際は非結核である。(中略)」
              (「脳疾患」天  S22.2.5)

 

「そして前頭部に固結した毒素の、急激強烈な浄化が脳膜炎であり、此病気が児童に多いのは、浄化力が旺盛であるからである。即ち此病気は高熱と共に、前頭部の激痛と目が開けられないのが特異性で、之は眩しいのと眩暈との為である。然し之も放置しておけば、毒結は溶解し涙、鼻汁等になって排泄され、完全に治るのである。

 

而も予後病気以前よりも頭脳明晰となり、児童などは学業の成績も優良となるので、これは医師も一般人も意外に思ふのである。処が医療は、氷冷等で固める為、一旦無熱となり、治ったやうでもその固結が機能の活動を阻害し、痴呆症や、その他種々の不具的症状を表はすのである。」
             「腎臓病と其他の病」文創 S27.)

 

「次は脳膜炎であるが、此症状は発病するや前頭部に火のやうな高熱が出ると共に、割れるやうな激痛で、眩しいのと眩暈で、患者は目を開けられないので、之だけで脳膜炎とすぐ判るのである。此原因は毒の多い子供が、物心がつくに従って、頭脳を使ふから、頭脳に毒素が集注する。それが前頭部であって、学校へ行くやうになると猶更そうなるから、事実、其頃起り易いのである。

 

処が茲に見逃し得ない問題がある。といふのは熱を下げやうとして極力氷冷するから、折角溶けかかった毒素を固めて了ふので、頭の機能の活動は阻止され、治っても白痴や片輪になるので、特に恐れられるのである。

 

処が浄霊によれば毒素が溶けて、目や鼻から血膿になって沢山出て了ふから、頭の中の掃除が出来、反って頭脳はよくなり、例外なく子供の学校成績も優良となるのである。従ってそこに気が付きせめて氷冷だけでも廃めたら、如何に助かるであらうかといつも思ふのである。」            
                                (「小児病」文創 S27.)

 

「(中略)脳膜炎は(膿)脳溢血(毒血)とまちがえらる。医者でよくいふ結核性脳膜炎は、延髄より小脳へ入ってゆく、小脳へ入らず上の方を廻るのもあり。脳溢血は横から、膜炎は後から(後が張ってる)(中略)脳膜炎などの毒は脊髄の附近(多く両側)の毒が段々昇る、頭へ入って前頭へくるのが脳膜炎小脳が嗜眠性後頭部へ溜るのが脊髄膜炎、その少し下へ溜るのを脊髄癆などといふ。(中略)脳膜炎は(膿)脳溢血(毒血)とまちがえられる。医者でよくいふ結核性脳膜炎は、延髄より小脳へ入ってゆく、小脳へ入らず上の方を廻るのもあり。」                        
  (御講話 未  年月不詳)

 

生れて間もなく高熱を出し体が硬直、視力が全然なく笑ふ事もしません。

 

 之は治るでせう。矢張り脳膜炎ですね。気永にやれば治りますよ。頭に触ると熱い所がある筈です。それが毒の固りですから、それが溶ければ治ります。赤坊は殊に治りが早いですからね。」   
(「御光話録4号」 S24.2.28.)

 

脳膜炎の浄化。眼を正面に向けると、何も見えず正面の下側から微かに物の形が見える程度・・

 

 無論眼も直接しなければならないがね。眼を直接浄霊して、奥の方に通る様にする。それから、裏の方に脳膜炎の毒が――下側から微かに――だから、下の方でなく、上の方に毒が残つている訳ですね。そして固まつているんだから、気長にやれば治ります。眼を直接浄霊しても良いし、大体後頭部ですね。眼と後頭部ですね。頭全体になるが、そうすると良い。」
                                    (「御教集3号」 S26.10.8.)

 

「(中略)脳膜炎を固めてあるんです。それで、前頭部ですね。ここに固まつているそれで、癲癇の様な症状が起るんですね。強度に引きつける――之は前頭部の中の――脳が、非常に神経を使う機能になつてますから――それから、尿を漏します――小便を催すとか言うのは前頭部に神経があるんですから、ここに浄化が起る為に、そう言つた神経が鈍くなる――ぼーつとして鈍くなる。それで、尿を漏らす。発作中に無意識に――ここに浄化が起るから――強く起るので無意識になる。それが溶ける為です。(中略)」     
(「御教集4号」 S26.11.28.)

 

「(中略)つまり脳膜炎の時に、注射と薬で固めたんですね。無論氷冷したに違いない。脳膜炎と言うのは前頭部の浄化ですからね。此処を固めちやつた。その為に手と足が動かなくなつたんです。やつぱり、この因(モト)が中にあるんです。凡ゆる治療と言うのが悪いんです。之をしなかつたらね。おまけに整形手術――何処をやつたんですかね。脊髄注射六本――之も悪いですね。この為に経過が悪いんです。之がなかつたら、脳膜炎なんて訳がないですよ。

 

之は是非治してあげたいですね。急所はこの(前頭部)中ですからね。この中に固まつているから、之をやれば良いんですが、力を入れちやいけませんよ。力を抜いてね。唯、整形手術を、何う言う風にやつたか判りませんかね。之さえ大した事をしてなかつたら治りますね。手足の筋でも切つたんですか。判らないですか。

 

足の麻痺した部分と、右足の附根
左は――

 

致しておりません
左も動かないですか。それじや、ここ(頸部淋巴腺)を中心にやつて、之(頸部淋巴腺)に固まりがあるから、之をやつて御覧なさい。治る訳です。(中略)」                            
(「御教集8号」 S27.3.6.)

 

「(中略)脳膜炎であって激しい嘔吐はその為である」

                               (「おかげばなし批判」救50号 S25.2.18.)

 

脳膜炎に罹り両耳とも聞えぬ様になった人に対して・・・

 

 元来、脳膜炎という病気は、頭脳内に固つている毒素が浄化によつて解け初めたのを、氷冷等で固めたためです、固つた場所が聴覚神経に接近しているため聞えないのですから前頭部内と耳の奥を目がけて浄霊すれば何れは解けて耳から膿汁が出始めると聞えるようになります、何しろ十数年も経つているのだから非常に固まつているため長くかかるのは致し方ありません。」

                     (「救世59号」両耳が聞えぬ  S25.4.22)

 

祖父もその子も脳膜炎、孫が頭の病気で美食を好み、偏食・・・

 

 頭に祟ってる。祖父の子供も、果して脳膜炎かどうか判らぬ。医者によって診断が違ふ。ジフテリヤといっても、ジフテリヤでないものもあるから不確実である。

 

 脳膜炎が治ると頭が良くなるから、決して心配はない。浄化の毒を固めるから白痴になったりなどする。そういふ恐れはない。又、殆ど治る。そんな間違った事ない。二十、三十でも脳膜炎になる事がある。前頭部が非常に激痛する。特徴としては、眼をあけない、痛む、浄霊すると非常によく治る。前頭部をよく浄霊する。霊的もある。胃に毒のある為の場合もある。線香や壁土など、又、虫を食ふのもある。之は動物霊である。普通の偏食は胃中に毒があり、こういふのは背中を浄霊すると治る。」
(「講話集補」年代不詳)

 

「(中略)脳膜炎は前頭部が熱いのと、割れる程痛いので判る。今一つ非常に眩しく、目が開かぬ。氷で冷すと神経が動かなくなる。働かなくなる。頭中の毒を固める。(後不随になる)前頸部の中を一番よくやる。脳膜炎の後は頭がよくなる。固めた為に眼が見えぬ。」            
                                     (「講話集補」 S23.8.7.)

 

上記には「前頸部の中を一番よくやる」と記載がありますが、個人的には「前頭部の中を一番よくやる」ではないかと思います。(データの入力ミスではないかと思われますが真偽はわかりませんので、注意して下さい。)

 

《浄霊》 前頭部、前頸部の中を一番よくする、頸部淋巴腺、       肩、腎臓、耳の奥、脊髄の附近(多く両側)、