概論

7-⑧ 天地の関係及び舞台と楽屋

⑧-1,〔天地の関係、頭と恥骨(陰部)〕

 

「(中略)それで、この精霊及び心と魂が、霊と体となっております。要之、天地となっているのであります。精霊の天は上半身下半身は地であります。然し、下半身と申しましても、体半身ではなくて、首から上が天で、下が地であります。天の中心は脳髄の真中にあります。地の中心は臍であります。臍のことを中腑というのは、此意味であります。ですから中心が天地になりますから、魂が天地になります。(中略)」          
(「御講話」  S10.2.11)

  「(中略)それからもう一つは、(中略)腹とかを押さえた時に、後気持が悪いことがあるでしょう。その時は、鳩尾(ミゾオチ)を浄霊するときっとなおります。それで前頭部と鳩尾で天地になってます。私もやっぱり腹も立つし気持の悪い事がよくありますが、そういう時は鳩尾を浄霊すると必ずなおります。やはりこれが頭に関係あるのです。(中略)」               

(御教集21号  S28.4.6)

 

 「(中略)そこで天地と言いますから、此処(前頭部)を良くすると下の婦人病が良くなるし、此処(股間)を良くすると頭が良くなるというように非常に関連してますから、そういうような事を知ってやると大いに効果がありますから、試して御覧なさい。(中略)」              

                            (御教集21号  S28.4.15)

 

 「(中略)それで面白いのは、後頭部にある毒は肛門の方に行くのです。ですから下痢などは後頭部の毒です。それから前頭部の毒は女の陰部に集合するのです。ですから前頭部の痛い女は、前頭部だけの浄霊ではいけないのです。やはり前頭部と此処で天地になっているので、面白いものです。(中略)大体あらゆる薬毒は女は此処に溜まるという事を知って居れば良いのです。ですからそういう人は自分で浄霊すれば良いのです。そうするとずっと違います。だからこの浄霊法は自分でもできるから非常に便利です。(中略)」

 

(御教集21号  S28.4.17)

 

 (中略)それからもう一つ肝腎な事は、女というものは割合にヒステリーなどが起こります。憂欝的になるのです。イライラするとか、頭が重いとか、頭が晴れ晴れしないという事は、女は男よりか自由のないという事もありますが、(中略)その原因は何処にあるかというと、そういう女の人は必ず前頭部に熱があります。前頭部に熱があるとイライラするのです。

 

 ところが前頭部に熱があるという事は其処に毒があるのですが、この毒というものは何処からかというと下からです。ですから前頭部を浄霊すると共に、下の陰部も浄霊しなければならないのです。陰部を浄霊すると前頭部の熱も冷めます。そうすると気持良くなります。しかしみんな此処に気がつかないのです。これは浄霊ですから離してやるのですから何でもありません。ですからそういう場合には頭をやると共に下の方もやるという事を心得ておくのです。そうすると効果が倍になります。(中略)」

                                                (「御教集24号」  S28. 7.16)

 

 「(中略)それからこういう事を考えなければならないのです。人間は上半身と下半身は天地になってますから、天底(額の中央)が丁度女の前にあたる事になってます。もう一層突込んで話をすると、性的の意味は前頭部の此処に関係があるのです。これは男子に多い事ですが、ストリップを見ると、目から前頭部のこの中を刺激するのです。そうするとこれが直ぐに下に行くのです。これは性科学です。男子の性慾というのは、原因は前頭部にあるのです。〈神様の方の医学もやっぱり今流行の性科学の方なのです〉

 

 ですから前頭部に熱がある人はやはり下部を浄霊するという事が肝腎なのです。どうも頭痛がして頭が工合が悪いという人は今の下部の急所をやると治ります。ですからこれは天地になっているわけです。やはり病気でも急所があります。(中略)」                     

 

(「御教集24号」  S28.7.17)

 

 人体は腹の真中と前頭部の奥とで天と地となり相通じ合ってゐるのです。ですから高天原を人体で云へば眉間です。邪神がつくと眉間へ来たがって仕方がない。眉間を占領すればその人を自由にすることが出来るから。そこで眉間へ来れぬ時はその人を怒らせる。怒ると頭の霊細胞が薄くなるから眉間へ来れるのです。その中又気持が平静になり霊細胞が濃くなると邪霊は下の方へ下るのです。(中略)」

   (「御光話」  S23.6.8)

 

 「(中略)人間でも中心がなくちゃ困るんで、その中心が臍になるんです。だから大変な働きをするんですよ。目に見えない働きをしてる訳です。臍は人間の胆力、勇気を出す所なんで、つまり神道で言ふ荒魂(アラミタマ)が臍に当る訳です。この眉間を天帝と言ひますが、上の天帝と下の臍とで天地になるんです。天帝は奇魂(クシミタマ)になるんで、天帝から智慧臍から勇気ですね。天帝で考へて臍で「やれ!」って訳ですね。だから中心になるんですよ。」

                                                 

(御光話録14号  S24.8.23)

 

 霊魂の中心で、頭は天帝、腹は臍で、天地になっている。之は肉体的に言えるんで、顔にホクロのある人は必ず腹にホクロがある。東洋人は後頭部(感情)が発達しており、西洋人は前頭部(理性)が発達して広い。(頭で考え、腹で実行する)

 

 

 

 勇気とか胆力、決行力等は腹である。奇魂は智慧で、(頭であり)荒魂は腹で、(両方で相談して物事を計る)女は後頭部が発達しており、(学者などは前頭部が発達している)(中略)」              
(「講話集補」  S23.10.13)
⑧-2,舞台と楽屋
「(中略)そういうようなわけで、病気の原因というものは大抵その部分の原因という事はありません。ただオデキや何かはその場所ですが、他の内臓の病気というものは、原因は病気の現われた所ではないのです。これは何でもそうですが、元があるのです。丁度芝居みたいなもので、舞台にいろんなものが出るということは、原因は楽屋にあるのです。楽屋で準備して、そうして舞台においてよい芝居とか悪い芝居ということになるのです。ですからそこの楽屋を見つけて、其処をやるのです。それは大体決まっているのです。ただ肺だけは何処からでも一旦肺にはいって行くのです。頭でも手でも足でも、何処の固まりでも溶ければ一旦肺にはいって痰になって出るのです。(中略)」       
(「御教集24号」  S28. 7.16)

「(中略)つまり楽屋と舞台があります。病気は舞台の方で、原因は楽屋の方です。それで楽屋の方をやっつけなければ根本的には治らないわけです。(中略)」                                        
(「御教集24号」  S28.7.17)