食と農
「食」について
11-5、食べ合わせについて
「食い合わせについて」
“世間でよく食べ合せと言う事を申しますが、これは如何なる理由で御座いましょうか。
“世間で言う程はない。いくらかあるが大した事はない。例えば、生梅などは腫物になる。梅菌という。餅草の毒に当ると恐ろしい。柿もそうである。
鰻と梅干も大した事はない。食物の毒はある。
普通の物を食べた、それによってどうという事はあまりない。一色でも毒のあるのは恐い。生梅はよくあたる。梅にあてられたのは梅毒と同じ症状になる。餅草と間違えて食う草に大毒がある。紫牡蛎などもある。 (「食い合せ」S23・12・11)
“昔言うほどの事はない。殆どないといっていい。
鰻と梅干など、何でもないという。最初から毒は毒で、毒でないものはない、と決っているようである。 (「食い合せについて」S24・2・12)
“1、食物の食い合せにつきまして御教え下さいませ。例えば鰻と梅干を食すると中毒するとの事で御座いますが、如何なもので御座いますか。
“1、中毒はしない。生梅は鰻と一緒に食しなくとも中毒する。恐ろしい。その人の体質にもよる。 (「食い合せと体質」S24・6・8)
“昔からよく食い合せをすると下痢をするとか、命にかかわると申しますが、どんな具合な御浄化でしょうか。
“食い合せなどはない。偶々食べた時に腹が痛かったりなどした時、食物に原因を帰するのである。
ただ一色でも中毒する事はある。紫茄子とか餅草など、間違えてよく似た毒草を食う事があり、その為に死ぬ事もある。
生梅などは人により中毒する人としない人とある。それは身体中がデキ物だらけとなり、梅毒のようになる。それで梅毒の名称があると言われている。 (「食い合せ」S24・6・29)