「(中略)それから、笑いたくなるのは狸が憑いているんですよ。狸と言うのは、屹度笑うんですからね。」
(「御教集8号」 S27.3.7.)
「(娘さんの精神病がよくなりましたが、狸霊が出て、祀つて貰いたい様子で、社(ヤシロ)を造り狸の名前を書いて・・・)
良いですよ。それは祖霊ですよ。狸に生まれ変つて、救われて再び生まれ変りたいんです。」(「御垂示録5号」S26.12.1.)
「(20才の娘を浄霊し、浄化は終りましたがその後酒を一升位飲む様になり、飲みましても平然として居ります)
可笑しいな。それはあべこべだ。大変な霊が憑いているんです。
(平素は少し薄ぼんやり致して居ります)
続けて浄霊していると今度は飲めなくなります。平素薄ぼんやり――狸の霊です。
(薄ぼんやりしたのも矢張り霊の関係でしようか)
両方あります。頭が悪いのと、霊が憑いているのとね。
(霊が憑り易いのでしようか)
矢張り因縁ですからね。狸に因縁のあるのは狸です。狸の生まれ変りもあります。それから男の霊が女に憑いて、その男に狸が憑いている場合もあります。」 (「御垂示録11号」S27.7.1.)
「(笑ひ上戸、笑ひ中気は狸の霊でせうか。又、泣き上戸、泣き中気は)
笑ひ上戸、笑ひ中気は狸の霊です。又、狸だけではなくて、狸のついた死霊が憑る場合もありますがね。泣き上戸、泣き中気も霊的なもので、死ぬ時に悲観して始終泣いてゐた霊が憑いてゐるのです。」 (「御光話録6号」 S24.3.)
「(中略)人間で畜生に生れ変ったのなんかは人間と感情は違ひませんよ。それから畜生は笑はないってよく言ひますがね、そんな事はありませんよ。狐は笑ひますよ、口を開けて笑ひますよ。狸は特に笑ひますね。又怒って噛みつく事も出来るし悲しがりもしますよ。(中略)」 (「御光話録18号」 S25.4.)
「(中略)狸は両方だが、男の方が多い。狸は可笑しくないのに笑ふ。酒呑みは大抵狸と天狗が多い。龍神は少い。」
(「講話集補」 S23.8.16.)
「(48歳男子、暴飲暴食にて便秘となり、健康を害し、断食を始めた処四、五日目位より腹部苦しく、ゲップが二時間置き位に出て四十分位は連続し、胸がかきむしられる様に苦しく感じました。浄霊を依頼され、毎日御浄霊させて頂いて居りますが、ゲップは大分少なくなりましたが中々止まらず、苦しんでます。)
暴飲暴食で便秘にはならない。アベコベである。(中略)ゲップは狸である。左の腹が狸の住居である。よく本を読ませる。」
(「講話集補」 S25.5.18.)
「(30歳の男子、20歳頃より精神病状態となり、人の言葉はよく判りますが時々ゲラゲラ笑ひ出します。昼間の出来事に関係した事を寝床の中で大声で喚きます。祝詞を奏上致しますと次第に鎮まります。)
狸霊である。狸はよく笑ふ。狐よりは治りにくい。」
(「講話集補」S25.4.22.)
「之は憑霊現象で、二重人格である。頭に何かいて、自分と別に何か考える。狐霊は休みなく物を思う。狸は左脇腹である。」
(「講話集補」年代不詳.)
「(生後七ケ月の小児、左手足が不自由で、時々引付けます。其時左の方にて笑ひます。)
無論霊的で、狸霊が左の方で笑ふ。左横腹にいる。この場合、人間の中風の霊と狸霊と両方である。引付ける時は霊が頭を占領した時である。
気長にやれば治る。子供で固まらぬうちであるから完全に治らう。前に、左のお腹で、おかしくもないのに笑ふといふのがあった。」
(「講話集補」年代不詳.)
「(21歳女子、13歳の時足首をくじき、大した治療もしませんでしたが、歩くと筋が引攣り、歩行出来ず、足首をかたくしばると歩けます。教修を戴き浄霊を致しますと笑ひ続けてやみません。)
狸であらう。狸は大抵腎盂に憑いている。」
(「講話集補」年代不詳.)
「(胃潰瘍になり浄霊を戴いて居りますが、左横腹の下の方より湯の様な物が湧き上り頭へ上りまして、何時も波の上にいるようですが、・・・)
狸霊は左横腹へ憑く。漸次治る。湧くのは霊が移動する時、そんな感じがする訳である。副霊であるから追い出すのは難しい。畏縮さすのみである。」 (「講話集補」年代不詳.)