N-⑧ ひょう疽(ひょうそ)・脱 疽

「此二種の病気は、殆んど同じ様な症状ですが、?疽(ヒョウソ)は手の指に限られてゐる様ですが、脱疽は手足の指又はそれ以上に進むので、医療では患部を切断して病気の進行を防止するのであります。原因は非常な悪性の毒素が浄化作用に由って集溜するものであります。

 

 

 

 本療法によれば、?疽(ヒョウソ)一、二週間、脱疽は軽症で二週間位、重症で、一、二ケ月位で全治するのであります。」  

 

 

 

            (「?疽(ヒョウソ)と脱疽」療講  S11.7.)

 

 

 

「此病気は手の指頭に発生する腫物であるが、之は特に激痛堪え難きものである。一見指頭が腐敗する如き症状を呈するのであるが、決して腐敗する如き事はないのである。原因は強毒素(主に薬毒)の浄化作用であるから、自然療法による時充分腫れて穿孔され、膿汁排泄されて治癒するのである。然し、医療は指頭より、漸次腐敗すると称して、患部を切除又は指頭を切断するのである。然し、氷冷又は薬剤塗布等によって、浄化作用を停止する時は難治となるから注意すべきである。」     (「?疽(ヒョウソ)」医試  S14.)

 


 

「これは?疽(ヒョウソ)と酷似せる病気にて、ただ異る所は足の指である。症状も?疽(ヒョウソ)と殆んど同じであるが、医療によって指を切断するけれ共、後に至って他の指に発生し、又切断し、数本に及ぶ事さへある。之は一定量の毒素が、一本の指に集溜し、穿孔排泄されんとする時、集溜半ばにして切断する故、残存せる毒素が他の指を求めて排泄せんとする為である。悪性と医療の誤りの為、足首から切断の止むなきに到る事さへある。稀には膝関節又は股関節から切断する場合さへあるのである。」   (「脱疽」医試  S14.)

 


 

「(中略)注射液によっては、〓疽(ヒョウソ)及び脱疽の原因となる事もあるから注意すべきである。」 

 

 

 

            (「既存療法」明医二  S17.9.28.)

 


 

「(中略)皹(ヒビ)、霜焼、〓疽(ヒョウソ)等の如き手指の疾患は、その局部のみでは効果薄く、肱(ヒジ)より手首までの間に根原である毒結があるから、それを溶解する事によって根本的に治癒するのである。又手の甲の疾患は肱と腕の上末端との間に根原があるので、それを治療する事によって全治するのである。又足部の疾患もそれと同様である。」      (「夜と昼」明医三  S18.10.23.)

 


 

「(中略)次に〓疽(ヒョウソ)及び脱疽の激痛がある。之は患部が暗紫色に腫脹し、漸次拡充する。その状態が恰度腐れゆく如く見ゆるので医家は腐敗となし一刻も速く切断するを可とするが、之は大いなる誤謬である。何となれば右の状態は或程度拡充してから必ず停止するものであるにみて腐敗でない事は明かである。(中略) 既記の如く痛苦の原因は悉く薬毒に因るのであるから、多種多様の痛みは多種多様の薬剤があるからである。

 

 

 

 本医術に依る時、痛苦は速かに治癒する。特に〓疽(ヒョウソ)、脱疽等の如き激痛と雖も一回乃至三回位にて無痛となり、患者は驚喜するのである。」           (「痛苦」天  S22.2.5.)

 


 

「(中略)右足に脱疽が出来るや、放任しておけば自然治癒で済んだのである。何となれば、脱疽の原因は悪質の膿の排除作用であるからで、其儘にしておけば、漸次集溜の量を増し、最後に尨大な腫物となって紅潮を呈し、柔軟化し小さな孔が開き、毒血と膿が頗る多量に排泄され、元通り痕跡をみない程に全治されるのである。

 

 

 

 然るに、充分化膿しないうちに手術したからで此場合一寸針で穴を開けただけでも膿の集溜は停止されるのである。之は造化の不思議で、私は数多く経験したのである。従而右脚も左脚も切断した為、膿はやむを得ず、手の指に排泄口を求める事となったのである。」

 

 

 

           (「沢村田之助他」地13号  S25.2.20.)

 


 

手指にできる?疽(ヒョウソ)は、左右何れかの頚部淋巴腺に固結した猛毒が、指の先から排泄され様として一旦指頭に溜り、皮膚を破って出ようとし、腫れる為の激痛である(中略)」

 

 

 

            (「対症療法の可否」 S26.7.25)

 


 

「最も面白いのは?疽(ヒョウソ)である。患部だけ浄霊しても全然痛みは除れないが、頸部をみると必ず固結があるから、そこを浄霊すると実によく治る。」        (「人形医学」文創  S27.)

 


 

「(中略)?疽(ヒョウソ)の場合、その側の淋巴腺部脱疽の場合は同じく股にグリグリがあるから、其処を浄霊すれば必ず治るのである。」

 

 

 

           (「浄霊の急所」栄145号  S27.2.27.)

 


 

「(中略)よくある病気に?疽(ヒョウソ)と脱疽があるが、此原因は?疽(ヒョウソ)は右なら右、左なら左の頸部淋巴腺に固結してゐる毒素が溶けて、指の先から出やうとするその為の激痛であるから、その際頸部を探れば必ず固結と発熱があるからすぐ分る。

 

 

 

故に吾々の方では?疽(ヒョウソ)でも指先に構はず、頸部だけを浄霊すれば忽ち痛みは去り、長くも数日で全快するのである。処が医診では指が腐るなどといふが、之こそ噴飯物である。此間違いは最初指先に一寸した腫物が出来ると、それが段々上の方へ拡がって行く。恰度腐れ込むやうに見へるからである。然し之は或程度拡がれば必ず停って了ふものである。

 

 

 

脱疽は?疽(ヒョウソ)と同様鼠蹊部淋巴腺に溜った固結毒素の浄化作用で、之は略すが、此両方共医療では必ず手術するから不具になるので、之も浄霊か自然治療なら必ず元通りに治るし、その他の腫物や皮膚の湿疹にしても悉く薬毒であるから、自然療法に限るのである。」            (「手術に就て」医革  S28.)

 


 

「(27歳の女、〓疽(ヒョウソ)の御浄化を戴き、第一関節より爪諸共に取れて了いました。指先は正常になり、爪も元通りにさせて戴けますもので御座いましようか、・・・

 

 

 

 元通りになりますよ。爪なんか直きに生えて来ますからね。人間の体は良く出来てますよ。?疽(ヒョウソ)の素は、ここ(頸部淋巴腺)ですよ。指をやつても大した効果はない。ここをやると直き治る。みんな気がつかないが、良く覚えて置くと良い。先に私は言つた事があるがね。ここ(頸部淋巴腺)ですからね。ここをやると、痛みなんか直き取れますよ。ここ(指)をやつても、中々取れない。この人は知らなかつたのかね。面白い様に治りますよ。それから、治つていても、ここをやると爪なんかも早く生えますからね。」 

 

 

 

              (「御教集6号」  S27.1.26.)

 


 

「(中略)御浄霊をすればする程良くなるに決っている。?疽(ヒョウソ)は段々集ると或程度へ行って止る。段々紫色になるので、医者は腐ると言ふが(そんな事はない。)薬毒が滲み込んでいるので治りが遅い。指に溜っていた毒が浄化したので、痛む。」 

 

 

 

               (「講話集補」  S24.11.17.)

 


 

「脱疽の原因は強烈な薬毒である。必ず治る。(脱疽、?疽(ヒョウソ)は洋薬である)」          (「講話集補」  S24.8.8.)

 


 

「(33歳男子、右手、右足小指の脱疽を病み、首及び足の筋を切断するも、痛みは取れず。御浄霊を頂き、十日程は楽でしたが現在薬指が真黒となり、足の甲が腫れ、痛み、漸次中指の方に浸潤の様であります。

 

 

 

 脱疽は足の指?疽(ヒョウソ)は手である。両方である。薬毒であるから、集るだけ集ると口が開いて出る。腐るようにみへるが、そうでない。指を切ると又隣の指へと何本にも切って殖やす。」

 

 

 

                                (「講話集補」  S24.5.6.)

 


 

「(医師より脱疽病と断定され、以後御浄霊を受け、大分良くなりましたが、現在小指の第一関節より腐って取れましたが、・・・

 

 

 

 腐って取れる事はない。取れても元通りになる。(薬毒が除れれば)薬毒は実に自殺行為である。」

 

 

 

               (「講話集補」  S25.5.27.)

 


 

《浄霊》

 

 

 

 ?疽(ヒョウソ):患部、肱(ヒジ)より手首までの間、頸部淋巴腺及び肩

 

 

 

 脱疽:患部、膝から足首までの間、鼠蹊部、