② 下半身に関する病気   ②-1,月経に関する病気

〔A,月経不順〕

 

 

 

「之は毒血の多いためでありますから、悪い意味ではないので、自然に放置してをけば、いつしか全治するものでありますが、本療法によって全身的浄化を行へば、より早く治るのであります。」 

 

 

 

              (「月経過多」療講  S11.7.)

 


 

「(中略)月経不順も右(月経痛等)と同原因であるが、本施術によれば容易に治癒するが、医学に於ては毒素溶解の方法を知らないから治癒困難とされてゐる。医学に於てよく喇叭管が腫れてゐるといふが、之は誤りで、実は外部からの毒血圧迫の為で、医学は内部から見るので腫れてゐると誤解するのであらう。」

 

 

 

                 (「婦人病」天  S22.2.5)

 


 

月経不順と一口に言うが、之には遅れ勝ちと不規則なのと、経血の多い少ないとがあるが、此原因の殆んどは貧血及び濁血の為であって、真の健康にさえなれば必ず順調になるのである。茲で是非知っておかねばならない事は、結核患者の月経異常である。之は月経が普通にある間は、病気は軽い証拠で、決して心配はないが、病気が進むに従ひ貧血し漸次量が減って遅れ勝ちとなり、末期に至ると例外なく無月経となるのであるから、婦人患者の結核の軽重を知るには、月経によるのが最も正確である。序に今一つの関連した事であるが、病気が重くなり、月経が減る頃は陰毛迄も脱け、最後には無毛となる者さへある。」     (「婦人病」文創 S27.)

 


 

「(中略)もう一つ知っておかなければならない事は月経不順です。月経が無いとか少ないというのは、貧血が一番多いです。それからあとは喇叭管の入口に毒があるために、つまり月経の通りが悪いのです。そういうのは月経が少なかったり不順だったりするのです。(中略)それから月経不順もなおります。貧血というのは、血が少ないので、これはそうはいきません。(中略)」

 

 

 

                (「御教集22号」  S28.5.6)

 


 

「(中略)月経の不順と言うのは、下腹に固りがあつて、喇叭管の入口を圧迫するのと、あとは貧血ですね。その二つの理由です。そこで、下腹に固りがあるか何うか、それを見て、固りがあればそれを浄霊する。その固りは腎臓から出ているんですから腎臓を良く浄霊する。あとは貧血ですがね。この人は顔色は何うですか、悪いんですか。

 

 

 

至つて健康で、顔色も宜敷う御座います)(中略)」

 

 

 

               (「御教集5号」  S26.12.8)

 


 

「(23歳の婦人、二年前に結婚。結婚前より月経不順。結婚後三ケ月にて月経停止となり、後一ケ年位して三、四回ありましたが、再び停止。労働致しますと腰が突っ張ったり、少し痛みます。

 

 

 

 お腹の塊である。喇叭管を圧迫している。」 

 

 

 

                (「講話集補」 S24.10.26.)

 


 

《浄霊》

 

 

 

 頭部(天地)、下腹部(喇叭管入口付近)、腎臓。

 




 

    〔B,月 経 痛〕

 

 

 

「次に婦人によくある病気に月経痛がある。之は月経毎に多少の痛みを感ずるのであるがそれは喇叭管が狭小又は閉塞してゐるので、それを血液が通過しようとするその為の痛みである。そうして原因は、前述の如き、外部からの溜結毒素の圧迫であるから、その毒素を溶解するに於て全治するのである。私が治療の頃、例外なく治癒したるにみても明かである。」

 

 

 

               (「婦人病」明医二  S17.9.28)

 

 

 

                  (天  S22.2.5類似)

 


 

「(中略)先づ月経痛と月経不順であるが、前者は月経時、一日乃至数日に渉って、多少の痛みがある。之は何が原因かといふと、経血が喇叭管を通ろうとする際、喇叭管の入口が狭いので、拡がろうとする其痛みである。何故喇叭管口が狭いかといふと、下腹部の其辺に毒結があり、圧迫してゐるからで、之を溶解排除させれば容易に治るのである。勿論医学ではどうにもならないので、長年苦しんでゐる女性もよくあり、実に可哀想といふの外はない。」 

 

 

 

                 (「婦人病」文創 S27.)

 


 

「(中略)それから痛むのは、下腹と恥骨の中間辺りをやれば、おそらく固まりがありますから、着物の上からでも離してやれば必ずなおります。月経痛というのは必ずなおります。(中略)」

 

 

 

                (「御教集22号」  S28.5.6)

 


 

本年25歳の女子、22歳の四月から月経不順と共に激痛を覚へ、それ以後時々尿意に異状あり、七月より頻繁なる尿意を催し、排泄前後の痛みに堪へかねる様に、尿量少く排泄後直ちに催し、一時間以上もこらへると腹部殊に膀胱著しく張り、心落ち着かず、尿量は極めて少く、其の不快感は譬へ様もありません。月経後二、三日は回数も少く全身苦痛も薄らぎますが、漸次元通りになり、婦人病が伴ひます。又、昨年十月より左背部腎臓の方に痛みを感じ、十一月には左瞼裏に豆粒小の腫物が出来ました。

 

 

 

 喇叭管が狭いのである。下腹部に塊があり、月経が通り難い為に痛む。頻繁なる尿意は尿道が脹れているのである。尿道の周囲に毒が溜って狭くなる訳で、圧迫ではない。その為に痛む。又、毒が尿道へいくらか滲み出て来る。それで尿の出る時痛む。医薬や療法の為に苦しんだので、それをやめればよい訳である。膀胱から尿道へ接近している所から尿道まで狭くなってるから、尿が出切らぬ。又、膀胱の周りに毒があるから、溜ると張る感じがする。

 

 

 

 悪い所と腎臓を根よくやる。瞼の裏は何でもない。じきに治る。足が痙(ツ)ったりなどする。溜る度に自分で浄霊すればよい。背中と腎臓を気長にすれば必ず治る。」   (「講話集補」 S25.2.27.)

 


 

「(35歳、毎月生理日15日前より約半月間午前十時半頃より約六時頃迄規則的に腹痛が起り、臍から下、左から痙(ツ)る様にしぼります。病気の起る前に眠くなりますが。以前二回堕胎をしたそうで御座います。

 

 

 

 下腹部に塊がある。堕胎の影響もある。半月間の腹痛は長すぎる。喇叭管が狭くなっているのである。腎臓をよくすれば治る。」

 

 

 

                  (「講話集補」  S25.4.17.)

 


 

《浄霊》

 

 

 

 頭部(天地)、下腹と恥骨の中間辺り(喇叭管付近、膀胱の周り)、下腹部、腎臓

 




 

 〔C,無 月 経(月経が少ない)〕

 

 

 

「之は十六、七歳を越えても月経が無いといふ症状で、原因としては、子宮へ送流する血管が其附近に溜結せる水膿の為に圧迫され閉塞状になってゐるからでありますから、下腹部の溜結を解溶すれば治るので、軽症は二、三回重症は二、三週間位であります。」

 

 

 

                (「無月経」療講  S11.7.)

 

 

 

               (「婦人病」天  S22.2.5類似)

 


 

「次に、成年期になっても無月経の女性がよくあるが、之等は喇叭管閉塞が強度である為であるから、その原因を除けば必ず治癒するのである。」        (「婦人病」明医二  S17.9.28)

 


 

「(20才の女、結核となり入院。月経もその頃止った。御浄霊して居りますが、苦痛は楽になって来ておりますが、衰弱がひどい。

 

 

 

 これは、特に肺病に多いんですが、肺病がすゝむと月経が無くなるもんですよ。つまり貧血になるんです。――この人は一寸難しいですね。まあ見込みないでせう。だから手を引いた方がいゝ。たゞ苦痛を緩和するのと、亡くなってから霊界でずっと楽になるのとで浄霊して上げるのはいゝですがね。

 

 

 

月経が無くなったのはもう相当危いんですが、陰毛が無くなったのは全然駄目ですね。人間の健康、不健康はね――ちょっとこんな事を云ふのは可笑しい様だけども、陰毛で判るんです。これが濃い程健康で、薄い程不健康なんです。これは全く確かなもんですよ。」

 

 

 

                (「御光話録9号」  S24.)

 


 

「(24歳の主婦、15歳の折、月経一回のみにて現在まで皆無、・・・

 

 

 

 喇叭管の周りに毒があって、詰っている。元は腎臓であるから、腎臓をすれば治る。ホルモンは精液である。若い者の尿に精液が混るのである。」         (「講話集補」 S24.2.12.)

 


 

「(19歳で未だに月経が無い。・・・

 

 

 

 喇叭管が塞がっているから臍の下、右か左かに塊があるから溶かす。」             (「講話集補」 S24.9.29.)

 


 

「(私は21歳の時子供を出産。産後出血してから月経が少しもない。以前より冷へ症。浄霊により冷へ症は良くさせて戴きましたが、まだ月経はありませんが・・・

 

 

 

 よく古血の下る時、子宮を氷冷する。その為に固まり、喇叭管を塞ぐので、月経の血が喇叭管を通らなくなる。月経の血が無理に通らうとする。之が月経痛である。浄霊して塊を溶かせばよい。」

 

 

 

                (「講話集補」 S24.10.27.)

 


 

「(今年40歳に、31歳の時お産をしてより月経が一度あっただけ・・・

 

 

 

 月経がなくてはいけない。肺病など進むと月経はなくなる。月経がなくなると内部は大分衰弱している。(貧血の為か、喇叭管が塞がっているかである。大抵は貧血の為である)」 

 

 

 

                 (「講話集補」 S24.2.3.)

 


 

《浄霊》

 

 

 

 頭部(天地)、臍の下の右か左かの塊(喇叭管口附近)、

 

 

 

 下腹部、腎臓

 




 

      〔月経が少ない〕

 

 

 

「(18才の女子、14才の時から月経が。月経の期間が一ケ月ばかり続きます。之はいかなる訳ですか。本人は顔色蒼白の外に別状無し。・・・

 

 

 

 之は月経が少いんでせうね。出が悪いんでせう。血は喇叭管を通じて子宮に入るんですが、その管が細いんで手間がかゝるんですよ。之はおなかに毒があるんで、その固りが管を圧迫してるんですよ。だから、おなかを溶かせばいゝ訳です。その元は腎臓ですね。

 

 

 

又こういふ事もあるんですよ。血が濃い、つまり毒が多いんですね。血っていふものは、いゝ血になると稀薄になって通りがいゝんですが、血が濃くて濁ってると循環が悪いんですよ。濃い血は粘るんでね、ほんとは濁りのないサラサラしたものぢゃなくちゃいけないんです。さういふ血の悪い人はね、信仰に入って浄霊を受けて、又多くの人に浄霊して上げて浄まればいゝんです。」

 

 

 

             (「御光話録7号」  S24.4.23.)

 


 

《浄霊》

 

 

 

 頭部(天地)、臍の下の右か左かの塊(喇叭管口附近)、

 

 

 

 下腹部、腎臓

 




 

    〔D,月経過多〕

 

 

 

「之は毒血の多いためでありますから、悪い意味ではないので、自然に放置してをけば、いつしか全治するものでありますが、本療法によって全身的浄化を行へば、より早く治るのであります。」

 

 

 

               (「月経過多」療講  S11.7.)

 



 

 〔E,月経に関するその他の病気〕

 

 

 

「(月経中には歯茎から血が出て、痛みも何も感じませんが、二日位で之も止ります。他の日には何ともございませんが。・・・

 

 

 

 人により逆に月経する人がある。鼻血や喀血などそれである。下から出るのが出切れず上へ戻るのである。そういふ人は喇叭管が細い。此人もこの一種である。腹部に塊があって圧迫している。それを除れば治る。」        (「講話集補」 S24.11.22.)

 


 

25歳の女、本年二月頃痔を病み浄霊にて全快。それが月のめぐりの時で赤黒い、汚い血。月経が終ると共に止り、11月中頃に再び喀血。今度のは薄くて、一寸体を動かすと咳き込み、ごぼごぼと小さい椀一杯位一回に出ます。浄霊によりずっと楽になり、時々血痰に。熱は無しでほとんど平熱です。本人は胸が何となく息苦しくて、あまり体を動かせぬと申して居ります。教修頂きたいと申して居りますが、・・・

 

 

 

 月経の喀血である。毒血の多い人である。教修を受けさせた方がよい。」             (「講話集補」 S24.12.23.)

 


 

「(19歳の未婚の母、月経前夜必ず寝小便が出、それ以外の日は出ない。非常によく肥って居ます。

 

 

 

 月経が膀胱に近い所へ溜るのである。」

 

 

 

                (「講話集補」 年代不詳.)

 


 

「(月経に就て(胃潰瘍と誤診さる)――

 

 

 

 胃潰瘍なら胃痛があるべき筈である。よく婦人で月経を吐く事があって、之が胃潰瘍と間違へられる事がある。この場合月経と思はれる。もし腸出血ならば生命がないからである。出血(胃)の場合、血の出る間は流動物をとる。血が止まってから粥にするといい。一般に出血の場合は野菜を食ふとすぐ止る。肺病なども野菜食にすると喀血はすぐ止る。そして肉食すると又喀血するのである。固まって溶けてくる時は痛む。(中略)月経の止まるのは初経より三十三年目に止まる。四十七、八歳より五十歳位で止まるものもある。」             (「講話集補」 S23.7.25.)

 


 

「(婚期が遅れた女性、50歳前後の月経閉止期に生理的にヒステリックになるのは霊的 ?・・・

 

 

 

  関係がない事はない。霊的にも体的にも密接な関係がある。毒があるとそこへ霊が憑依する。浄霊すると霊は逃げる。毒の個所へ、毒のある所へと逃げる。そして綺麗になってしまえば霊は寄り付かなくなる。

 

 

 

月経閉止期は女の大転換期である。血が動揺して安定しない。その為一種の不快感があってヒステリーになる。怒りっぽいのはどこかに毒があるのである。気持が悪いと物を悪意に解釈する。であるから、人間は不快感を除かなくてはいけない。毒が除れれば爽快になる。ヒステリーは狐霊が頭を占領するのである。」

 

 

 

                (「講話集補」 S23.12.12.)