I-①,胸に関する病気 ①-1,乳 不 足 (乳出すぎ)
「(中略)母乳欠乏者を検査するにその原因は大体胃弱である。それは三毒が胃部に固結しており、それが胃を圧迫して胃が縮小してゐるのである。其為食餌の量が少くその母体を養ふだけが精々で母乳の作られるほどの量が入らないのである。右の如き患者に対し胃部の固結を溶解除去するに於て食餌の量が増し、それと共に漸次母乳の量も増す事になるのである。又乳頭部の周囲に毒素の固結がある場合それが乳腺を圧迫して出乳の量を少くする事があるが之は簡単に治癒するのである。(中略)」
(「乳幼児の死亡率問題」明医一 S17.9.28.)
(「小児病」文創 S27類似)
「(中略)茲で乳不足に就て一言するが、之には二つの原因がある。一は胃の毒結圧迫に因る縮小の為、摂取量は一人前だけで乳児の分にまで及ばないといふ事と、今一つは乳腺を毒結が圧迫する為で、全乳腺の乳量が完全に通流しないからである。此場合毒結は数ケ所に及ぶもので触指すれば諸所にグリグリがあり、圧すればかなりの痛みがあり判然と分るのである。勿論薬毒の塊りで微熱も伴ふ。此点に於ても薬毒の如何に恐るべきかを知るのである。本医術によれば容易に治癒するのである。」
(「乳幼児及び小児病」天 S22.2.5.)
「(中略)乳の足りない母親に向って牛乳を奨めるが、之も可笑しい、人間は子を産めば育つだけの乳は必ず出るに決っている、足りないという事は、何処かに間違った点があるからで、その点を発見し是正すればいいのである。処が医学ではそれに気が付かないのか、気が付いてもどうする事も出来ないのか、口から乳首迄筒抜けになっているように思っているとしか思えない。之が飛んでもない間違いで、牛乳を呑むと反って乳の出が悪くなる、それは外部から乳を供給する以上、乳を生産する機能が退化するからである。」
(「栄養」結革 S26.8.15.)
「(母乳の出方について・・・)
之は知ってゐた方がいゝですね。乳の出が悪いのは胃が小さい時と、乳腺が圧迫されてゐる時と両方あります。乳腺が圧迫されてゐれば凝ってゐて、押さえると痛みますからすぐわかります。十二本ですかね、乳腺は。――一番多いのは毒が胃を前後から圧迫してゐる場合ですが、こうなると胃が小さくなって充分喰べられないのです。赤坊があれば一人半分の食物が必要ですがそれが喰べられないため乳も足りなくなるのです。御浄霊をすれば楽に出ますよ。」
(「御光話録4号」 S24.2.18.)
「乳の出ぬのは腎臓と背中をする。」
(講話集補 S23.10.26)
「問:(三日間は充分乳房も張り、乳もありましたが、四日目より漸次不足しだしました。産前より乳房の附近にしこりが少しありましたので、それを毎日浄霊を続けて居りますが、だんだん不足し、現在では母乳と人工乳と半々位づつやり育てて居ります。今迄あった乳が急に出なくなった原因と、御浄霊法を御教え願います。)
答:浄霊したんで固まったのが溶けて(拡がり)乳腺を圧迫する。固まったのが脹れたのである。(それで出なくなった。今度の子供だけは我慢する)霊力が不足していると長くかかる。浄霊は峠がある。
(病気の)峠へ来た場合、浄霊した為悪くなったというような事はある。(浄霊で苦しくなる人は峠へ行くからで、霊力の強い人は峠を越さす力がある訳である)」 (「講話集補」 S24.6.25.)
「(母乳の出方に就て――)
胃の圧迫と乳腺の圧迫とある。乳の周りに固まって塞いでる。 胃が小さくなってると、子供の分と一・五人分食べられぬ。」
(「講話集補」 S24.2.18.)
「(四人目の子供を安産、乳が三分の一以下の細さで御座いますが、・・・)
乳の出の悪いのは乳腺の周りに毒があり、細くなってる為である。乳腺は十二本あるとしている。又、胃の小さいのが原因のとある。乳の所を押して、痛い所の圧迫を除る。又は胃部に固い所がある。胃の裏表と、乳部を浄霊する。」
(「講話集補」 年代不詳)
「(乳首が乳切れし、膿を持って居ります。六月より浄霊を受けて居りますが余りよくなりません)
乳へ毒が寄っている。治りいい。自分で浄霊するといい。霊が通らぬのであらう。病気は奥の方から出てるものである。」
(「講話集補」 S24.8.28.)
「(御産をしてから御乳が出過ぎて大変困って居ります。朝から晩まで搾りっきりにして居ないと直ぐ張切って固くなって仕舞います。)
搾るから殖える。搾るのをやめよ。すると張ったり出すぎたりするが、それは一時的で、段々治る。搾るのがいけない。」
(「講話集補」 S24.5.4.)
《浄霊》
乳腺部、胃の裏表、肩甲間部、腎臓