D-⑭ カリエス           〔脊髄カリエス〕

〔脊髄カリエス〕

 

 

 

「(中略)軽度の脊髄カリエスに因る膿汁が脊部の皮下を、通過上昇して、肩凹部及び頸部に集溜するのである。随って、頸部附近は人体に於ける。汚物堆積所とも、言ふべき場所である。」 (「風邪は、唯一の浄化法」明医  S11.5.15)

 

 「(中略)脊柱の頂部から三分の一辺に、大抵の人は多少膿が滲出してゐるもので、その酷いのが脊髄カリエスであります。柱を見ると、そういふ人は其個所が窪んでゐる。其部を叩くと痛みがあります之は其所から絶えず膿が滲み出て発達しないからであります。よく骨が腐ると謂ひますが、腐る事は決してないので、膿が外部へ排泄されよふとして骨に細い孔を沢山穿けるのであります。

 

 本療法によって膿が溶解消失すれば孔は塞がるのであります。カリエスの膿は非常に多い人と少い人とあります。化膿性肋膜炎、化膿性腹膜炎なども之が原因であります。又腫物や痔瘻などもそうであります。此原因の又原因としては、間の祖先の罪穢が霊的に脳の中枢へ流れて来、それが物質化して膿になるのであります。

 

 膿が出てる時は宛かも上へ出やふか下へ出やうかと考えてゐる様なものであります。其時頭脳を過度に使用したり、又夏の天日に照らされたりすると上方へ昇ってゆく、凡て膿は神経の集注する個所や、熱した所へ集溜するものであります。(中略)」

                     (「嗜眠性脳炎、脳膜炎、脊髄膜炎」療講  S11.7.)

 

 「カリエスは、脊髄カリエス、肋骨カリエス等であって、脊髄カリエスに於ては普通脊柱が彎曲(ワンキョク)し、傴僂(セムシ)となるのである。そうして、多くは腰部及び股部に一個所乃至、数個所自然穿孔され、その孔から膿汁が排泄されるのであるが、其膿汁たるや頗る多量にて間断なく排泄され、数年に及ぶものさへある。

 

 真の原因は霊的であるが、茲にはそれを省いて体的に説明すれば、遺伝に因る特殊膿であって、それが頗る多量なのが此病気の特質である。医療はコルセットにて脊柱の彎曲の進行を防止せんとするが、幾分の効果はあるが一旦彎曲せる脊柱は決して治癒しないのである。そうして、排膿に対する手当等は反って浄化作用の妨害となり、治癒を遅らせるのである。故に、カリエスの兆候ありと認めたる時は、運動を盛んにして浄化作用を起させるのが最善の方法である。」                      (「カリエス」医試  S14.)

 

 「カリヱスには脊髄カリヱス肋骨カリヱスの二種あって、前者は、脊髄に毒素固結し、それが為、脊柱が彎曲するのであって、即ち傴僂(セムシ)となるのである。医療に於ては発病の場合、脊柱の彎曲を防ぐ為、胴体にギプスを嵌め、仰臥させ動く事を禁ずるのである。此方法は幾分の効果はあるが、患者の苦悩は名状すべからざるものがある。

 

 そうして多くは、腰骨の左右孰れかの部分又は大腿部等に一ケ所乃至数個所に腫脹を生じ、穿孔されて膿が排泄されるのである。其場合、自然穿孔と人為的穿孔とあり、その排膿は頗る多量にして最も甚だしいのは、数個所の孔から毎日相当の排膿があり、数年に及ぶものさへある。斯ういふ患者の膿量は余りに多量なるに不可解に思ふ事さへある。勿論多少の痛みもあるが激痛もある。人により起床する能はず、何年も呻吟し続けるのであるから、洵に悲惨な病気である。

 

 医療では不治とされてゐるが、本療法によれば必ず全治するのである。但だ然し、全治しても脊柱の彎曲は、或程度匡正(キョウセイ)されるが、常態になる事は困難である。そうして此病気の原因は霊的に因る(中略)」       

                                 (「カリヱス」明医三 S18.10.23)

 

 「(中略)次に注意したい事は、結核などの長い病気になるとよく脊髄カリエスが起り易いが、これこそ多量の薬毒が溜り、膿化排泄される為であってこれがカリエスである。」             (「十年の結核一カ月で治る」栄254号  S29.3.31)

 

 「やつぱり、その通り一家の罪が沢山ある。特にカリエスは――本にも書いてある通り――祖先の罪ですからね。罪があるから膿が出るので、一生涯出る訳ではない。出るだけ出れば止まるから結構で、二年でも三年でも、ひどい人は五年位出る人がある。一樽一杯ではきかない

(中略)」                 (「御教集1号」  S26.8.8.)

 

 「脊椎カリエスの霊的と言う事は、一寸普通の霊憑りとは違う。之は本に書いてありますがね。祖先の罪穢れが、頭から脊椎に下つて来て物質化して膿になる良く本を読むといい天国の福音」ですかね。天国の福音読みましたか。

 

はい

 

  霊で――救われない霊がそうさせるんですから、之はお祀りしてやつていると救われますからね。

 

 (中略)腰ですね。腰から腎臓にかけて――そこを浄霊する。

 

腰骨に膿が溜り、排膿するかと思われましたが、排膿せず、しなびて参りました・・・

 

  それは、尚結構です。穴があいて膿が出るより、段々しなびていつた方が本当なんです。之は気長にやればいいです。脊椎カリエスは長いですからね。先ず、完全に治る迄には十年かかるとみなければならない歩ける様になるには二、三年ですね。助かるんだから何年かかつても良い訳ですね。」                             (「御教集1号」  S26.8.28.)

 

 「(中略)この子は脊髄カリエスがあるんですね。で、腿を打つた時カリエスの毒が、大分腰に来ていたので、刺戟で其処に寄つて来た。それで、歩き悪(ニク)くなつた。腰を打つた為じやありませんよ。之は、この人の原因は違いますよ。若し、腰を打つた為だとすれば、その時から痛がらなければならないですね。そうじやない。軽いカリエスの何があつたんです。孔があいて膿が出るんだから結構ですね。

 

 之は治りますよ。その代り、大分長くかかるでしよう。浄霊の個所は膿が出る処、孔があいて膿が出て来るんだから、そこを浄霊すれば良い。それから、腿の押して痛い処とか、熱のある処ですね。そこは膿が溜つているんだから、そこを浄霊する。それ丈で段々治つて来ます。」         

                                     (「御教集8号」 S27.3.5.)

 

 脊髄カリエスの場合は浄霊しなくとも、ギブスをはずさせた方が宜敷いのでしようか

 

  良いですよ。ああ言う事をするのは非常に間違つている。若しはずさなかつたら、しなかつたら良い。」

                                         (「御垂示録8号」 S27.3.1.)

 

 7才の女子左足発育不充分、左腰より五分位の穴があき膿が、食後嘔吐・・・

 

  之は霊的ではなく脊髄カリエスの軽症である。膿が出るのは結構で、出るだけ出れば治る食後嘔吐するのはカリエスの浄化熱に因る為である。カリエスでなくとも背中に熱が出ると吐気が起るものである。」

                   (「地天4号」 S24.5.25.)

 

 「(中略)霊が物質化するのは脊椎カリエス等です。」

               (「御光話録」 S23.10.18.)

 

 脊髄カリエスで背中が彎曲・・・

 

  彎曲してしまったのは一寸元通りにはなりません。然し御浄霊をしてればそれ以上は曲らなくなる。少しはよくなることもあります。あゝいふ風に「せむし」になるのは膿の固りのためです。それ位膿が多いんだから気永にやることです。」        (「御光話録2号」 S23.12.18.)

 

 脊髄カリエスの排膿箇所に違ひがあるのは・・・

 

  これは膿が出いゝ所から出るんですよ。例へば柔い所とかね、そういった出易い所に孔があくんです。まあ、主に腰の周りですがね。」    (「御光話録14号」 S24.8.3.)

 

 「(中略)カリエスは気長にやれば、衰弱のない限り治る。十中八、九人は治る。(中略)」

                     (「講話集補」年代不詳)

 

 人体の三毒も霊化する?

 

  此通りで、三毒が霊化する。肉体と両方である。脊椎カリエスは霊の物質化である。物質の霊化もある。」

                 (「講話集補」S24.7.17)

 

 肋骨カリエスより脊椎カリエスとなり浄霊で楽に、再浄化背痛・腰痛に・・・

 

  一旦溜ったのが溶けて治り、又後、次が溜ったのである。皆薬毒である。脊椎カリエスは大抵無痛であるが、薬を注ぎ込んで痛みを作る。之もやはり腎臓である。脊髄から流れた膿は腎臓へ溜り、腎臓の尿毒も混って出る衰弱したのは請合えぬが、気長にやれば治る。」            

                    (「講話集補」S24.10.16)

 

 カリエス患者、背骨の曲りは良くなり腰に膿が溜っているが・・・

 

  腰に膿が溜ってるのは結構である。膿が出れば治る。軽い。」             (「講話集補」S24.7.15)

 

 傴僂(セムシ)の浄霊、右背の瘤が破れて、最近膿が、どの程度まで治る・・・

 

  かなり治る。どの程度という事は言えぬ。」

                                                (「講話集補」S24.12.3)

 

 腰椎カリエスでその後腰痛、左大腿部に猫の頭程の腫れもの、水が溜り一度は医師に水を抜いてもらひましたが、又すぐ溜り・・・(中略)

 

  水は毒素――除ってもすぐ溜る。寧ろ多く溜るようになる。腰痛は溶けたのである。」  (「講話集補」S24.9.15)

 

 脊椎カリエス患者、浄霊後痔の浄化・・・

 

 

 

 カリエスの膿が肛門の方へ垂れ下ったものである。痔の所をやれば治る。浄霊の霊力は浄霊する人により大変違ふ。長くやってる人はよく治る。霊力の強さにある。事情を話し、霊力の強い人にやってもらうといい。」        
                                          (「講話集補」年代不詳)

 

 

 

脊椎カリエスに罹り脊椎が一部突出・・・

 

  突出は治らぬかもしれない。カリエスで曲ったのは治らぬだろう。」         (「講話集補」S24.9.3)

 

 カリエスで腰が痛み、又腰が抜けて居りますが・・・

 

  カリエスで腰が立たない筈はない。注射で立たないのであらう。(脚気の注射などよく立たなくなる)腰が抜けたら腰を浄霊する。又、腎臓に必ず塊があるから、する。」

                                               (「講話集補」S23.10.27)

 

 両足が利かなくカリエスと診断、その後両足が痛み始め、痛みはとれが足は動かず・・・

 

  足は痛みが除れてから動くようになる。痛む個所と後ろの方を査べて浄霊する。足の悪いのは裏の方に塊がある。」                                      (「講話集補」S24.1.26)

 

 

 

中耳炎手術後カリエスを起し、腰椎から液を取ったそうですが、現在は歩行困難で、横に足を引きつけて歩きます。小便が出たくても出ない事もあり、又無意識に排尿してしまう事もしばしば・・

 

  腰椎の水は大変大事なものである。それを取るのは実に危険である。非道である。」   (「講話集補」S24.9.13.)

 

 

 

《浄霊》

 

 

 

 頭部、肩凹部及び頸部、

 

 

 

 脊柱(頂部から三分の一辺を中心に)、腎臓、腰、股部

 

 

 

     膿が出る処、腿の押し痛い処、熱のある処、