B-⑤ 顔面疾患                                       ⑤-1,顔面麻痺

「此病気は、顔面の神経麻痺で症状はいろいろありますが、普通の症状としては、顔の半面又は口形が一方へ引吊るやうに曲り、甚だ醜いのであります。之は、顔面諸所を圧すと必ず痛む所があります。その個所に水膿溜結してゐるから、それを溶解すれば漸次治るのであります。

 

 

 

 原因は、頸腺や肩部に水膿が溜結し、それが顔面にまで移行するのであります。(中略)婦人患者で、顔面屈折し、二目と正視出来ない醜さでしたが、非常に早く、二ケ月半位で全快したのであります。此患者は、専門家から治っても二ケ年かかると言はれたのであります。

 

 然し、発病後早期であったので、速く治ったのですが、年月を経て固まったのは迚も日数がかかるのであります。且つ病気は治っても、顔面に癖が着いてゐるので、それは自然を待たなければならぬから-相当時日を要するので、長いのは二、三年位かかるのであります。」          (「顔面神経痛」療講 S11.7.)



「(中略)顔面神経麻痺は口の辺もする。」

 

            (「特別講習会御講話」 S15.4.2.)


「顔面神経、両頬に来る場合もあり。」

 

             (特別講習会御講話 S15.11.9)



「次に、顔面神経麻痺といふ病気がある。之は口脣の左右孰れかが引吊り、又は眼が引吊り眼球が飛出すやうなのがあり、実に容貌醜怪にして、重症は視るに堪へぬものがある。然し放任しておけば大抵は数十日又は数ケ月にして治癒するものである。然るに此際医療は電気療法を行ふが、之は悪いのである。

 

何となれば此病気の原因は、顔面の一部又は数ケ所に毒素が溜結し、筋肉の屈伸を不能にするのであるから、電気療法は毒素をより固結させるからである。然乍ら、自然療法によれば右の毒素は緩慢なる浄化作用によって鼻汁、喀痰、目脂等によって排泄され、治癒するのである。」 (「歯槽膿漏及顔面麻痺」明医二  S17.9.28)



顔面麻痺は、口脣の左右孰れかが引吊り、又眼も引吊り、痙攣の伴ふ場合もあり、甚しきは片方の眼球が飛出し、容貌怪奇にして正視に堪へぬものさへある。然し放任すれば大抵一二ケ月長きは二三年にして治癒するが、医療にかかる場合、電気等にて固めるから慢性となり、又は不治となるのである。此原因は顔面の一部又は数ケ所に毒素溜結し、筋肉の運動を妨げる為である。」

 

     (「歯槽膿漏及び顔面麻痺と同神経痛」天  S22.2.5)



「(顔面神経で左の方に上つて居ります・・・

 

 上つている処を、何処か――押すと痛い処があるから、そこに固りが吊つているんだから――顔面神経と言うのは、割に治り良いものですよ。原因は、性病の時に使つた薬です。薬毒です。性病と言う奴はそう言う薬を使うからね。だから、性病なんて何でもないが、薬毒が恐いんだ。(中略)」

 

              (「御垂示録5号」 S26.12.8.)



「(顔面神経痛に罹り、左半面が麻痺、目も口も良くきけません。其の後手術したり電気療法を致しましたが全治せず・・・

 

 治るが固めてある。電気が一番悪い。これがなければすぐ治る。頭と頸の周りを浄霊すればよい。」 (「講話集補」S24.5.16.)



《浄霊》 頭、顔面の押すと痛む所や痲痺している個所、両頬、

 

     口の辺、頸部、肩、腎臓。