B-④ 歯 病                                        ④-3,歯槽膿漏
歯槽膿漏・・・

 

  之は、歯根から血膿が出るのですから-「軽い歯槽膿漏」は誰でもある訳であります。之も右か左か、どっちかが余計出るものであります。世間では恐るべき病気とされており、中には「梅毒」だなどといふのもありますが、そんな事はないのであります。

 

  上顎か下顎の辺を外部からおしてみると、痛い所があるので、そこに水膿や汚血が溜結してゐるから-そこを浄化すると共に、頸腺部等又は顔面特に頬の辺に痛む個所が必ずあるもので、その個所を浄化すれば、水膿は溶けて治るのであります。治療は、普通二、三週間、重症で一、二ケ月を要します。」                       (「歯疾患」療講 S11.7.)

 

 「近来、多い病気として歯槽膿漏がある。(中略)私の研究によれば、根本は腎臓からである。腎臓から発生した尿毒が肩部に集溜し、尚進んで頸部淋巴腺附近に移行する。それが浄化作用によって、歯齦(ハグキ)から滲出排泄されようとするのである。其際血液も混るが、それは尿毒が血液中に混入して排泄せらるるのである。私が治療の際、腎臓、肩部、淋巴腺部及び頬、歯齦の周囲等を外部から治療するに於て、悉くの患者を全治したのにみて、明かである。

 

  歯槽膿漏の為、歯齦が緩み、ブラブラすると抜歯するが、之も非常な誤りである。そうして歯科医は、歯に原因があるやうに思ふが之は逆であって、歯は関係がないのである。歯が緩むのは、歯根に毒素が集溜したからである。故に、歯槽膿漏を治癒するには、毎朝毛の硬い楊子で歯齦を摩擦し、血膿を出来るだけ排泄させれば必ず治癒するのである。又昔の人が行ったやうに指の腹へ塩をつけて歯齦を磨くのも同一の効果がある。」

          (「歯槽膿漏及顔面麻痺」明医二  S17.9.28)

      (「歯槽膿漏及び顔面麻痺と同神経痛」天  S22.2.5類似)

 

 

 

「(中略)歯槽膿漏は、之等尿毒が歯齦より排泄せられんとする為の病気であるから、此病気は尿が腐敗して口中から排泄さるる訳である。此原因を知るに於て、その不潔なるに顰蹙(ヒンシュク)するであらう。斯の如く尿毒は万病の原因になるといっても可いのである。」  (「三毒」天 S22.2.5.)

 

 

 

「(中略)多い病気とは言へないが、割合厄介なものに歯槽膿漏があるが、も淋巴腺附近の毒素が、歯茎を目掛けて集溜し、血膿となって排泄されやうとする一種の浄化であるから、私は斯んな汚ないものはないといふのである。それは元々尿の古くなったものが、口中から出る訳だからである。之を治すのは訳はない。歯茎を固いブラシで摩擦すれば、血膿が出るだけ出て、それで治って了ふものである。(中略)」     (「腎臓病と其他の病」文創 S27.)

 

 

 

「(中略)歯槽膿漏の原因臓萎縮による余剰尿が上へ昇る為と知ったら驚くの外ないであろう。其他数え上げればキリがないから、此辺で止めておくが、要するに万病悉くの原因は薬毒なりと知ればいいので、之だけでも其人は安心立命を得たのである。」  (「薬毒の恐怖」 S27.9.10)

 

 「(中略)最も多いのは歯槽膿漏あらうが、之は首肩辺に固結した毒素が、少しづつ溶けて歯茎から出やうとする為で、放っておけば長くは掛るが自然に治るのである。」

              (「眼、耳、鼻、口」医革  S28.)

 

 

 

歯槽膿漏も腎臓である。」   (講話集補 S24.12.15)

 

 

 

《浄霊》 患部、頸部淋巴腺部、頬、歯根の周囲、肩、背中、

 

 

 

     根本は腎臓。

 

 

 

    (上顎か下顎の辺の押して痛い所、頸腺部、

 

 

 

                 顔面特に頬の辺の痛む個所)

 

 

 

   ※「萎縮腎」の項を参照