近来中耳炎患者が激増した原因はこれである。そうして中耳炎の治療としては、鼓膜を破るか、耳後部を穿孔するかであるから、其結果は一種の不具者となるのである。」
(「愚昧なる医学」 S11.2.25.)
「中耳炎、此病は、淋巴腺耳下腺附近に滞溜した水膿が、浄化作用に由って耳から排泄されよふとする痛みの為であります。故に痛みは膿の排除の為の穿孔作用であり、熱は其膿の溶解作用であります。
それから中耳炎が発病して膿が盛んに中耳へ向って流動してゐる時氷冷をすると、膿は中耳へ進めなくなり、方向転換して小脳へ侵入する。之が脳膜炎であります。ですから、中耳炎をやってる内に脳膜炎を起すのは、全く前述の訳であります。(中略)中耳炎は本療法によれば発病時なれば一、二回、日数経過のもので一週間位で全治するのであります。」 (「耳病」療講 S11.7.)
「(中略)又扁桃腺除去は他に悪影響を及ぼすのである。それは淋巴腺附近の集溜毒素が排泄されんとしても、出口である扁桃腺がない為、反対の方向-即ち中耳に向って移行し、耳骨に穿孔、激痛高熱が発生する、それが中耳炎である。
又中耳炎発病の場合、液体膿が多量なる時は、中耳から頭脳にまで移行する。それが中耳炎と脳膜炎の合併症であって、之は生命に危険を及ぼすのである。之によって是を見れば、医学の誤療は最初扁桃腺炎といふ軽病から中耳炎に発展させ、終に脳膜炎にまで進行させ生命を迄危くするのである。」 (「扁桃腺炎及び盲腸炎の手術」天 S22.2.5.)
「(中略)最も多いのが中耳炎であらう。之は淋巴腺附近に固結せる毒素が浄化で溶け、耳から出やうとする為で、激痛は骨に穴の穿く為であるから、之も放っておけば穴が開き、排膿して治ると共に、穴も自然に塞がるのである。(中略)」 (「眼、耳、鼻、口」医革 S28.)
「中耳炎という病気も割合多い病気で、医者は直に手術をするが、之も全快までに相当の日数を要し、費用も苦痛も馬鹿にならないのは誰も知る通りである。而も中には慢性となり、何年もかかる処か、運の悪い人は聾耳になり、一生不具となる例もあり恐れられるのである。(中略)
「(中略)又中耳炎もその部に麻疹の毒が集り排除されようとする苦痛であるから、これも二、三日で治り、少しも心配は要らないのである。処がこの病気も浄霊によれば、発病から二、三日で峠を越し、快復に向うのである。」
(「麻疹なんか何でもない」 S28.4.22.)
(御講話 未 年月不詳)
「(中略)それで熱も、額の中から来る熱と淋巴腺から影響される熱と二つあります。中からの熱は、触ってみると芯(シン)から熱があるようにみえます。それから淋巴腺から影響する熱は、芯に熱がなく、どこか浅い感じがします。熱に力がないような感じがしますから分ります。そういう気持で、熟練すればなお結構ですが、普通でも大体分ります。(中略)それから淋巴腺に熱の無い人はないくらいなものです。中耳炎は無論この毒が溶けたものです。」
(「御教集22号」 S28.5.5.)
「(中略)それから中耳炎をやった人で聞こえが悪いというのは耳下腺です。これが中耳炎の筋ですから、こういう所に固まりが残ってますから、それを溶かせばよいのです。(中略)」 (「御教集24号」 S28.7.17)
《浄霊》 淋巴腺、耳下腺附近、耳裏、肩、