「(中略)近来肺結核と近眼の激増は、主に之(種痘)が原因である。特に、小学生に多いのは、入学するや、頭脳の使用によって、天然痘の陰化膿が、延髄附近に溜結の結果、血液の脳への送流を妨げられ視神経が営養不足を来し、視力薄弱となるからである。」
(「種痘による、免疫の不完全」明医 S11.5.15.)
「(中略)近来非常に多いのは何といっても近眼であります。(中略)そうして近眼は、多く乱視を伴ふものであります。それでは如何なる原因かと申しますと、初め頸髄から延髄附近の両側に水膿が溜結する。其為に血管が圧迫され、眼の栄養、つまり血液の送流が妨げられる結果、眼の栄養不足を来すので、それが為視力が弱り遠方が見えない。(中略)それが近眼の原因(中略)
「(中略)又近眼の激増も此毒素(天然痘毒素)であって、之を説明してみる事にする。
近眼は、子供が小学校へ入学してから発病するものであるのはどういふ訳かといふと、急に頭脳を働かせるので、而も、机に向ひ頭を下げつつ勉強する為、後頭部の下辺、延髄附近に此毒素が溜結するのである。近視眼者の右の部を診査すれば必ずそうなってゐる。
「(中略)近来、日本人に最も多い病気として近眼がある。医学に於ては絶対不治であるとし、止むなく眼鏡によって補はうとしてゐる。然し、眼鏡使用は非常に悪いのであって、眼鏡をかけ始めれば、近眼の度が増々進むといふ事実は人のよく知る処である。何となれば、眼鏡の力を借りるだけ眼自体の力が弱まるからである。然し乍ら、眼鏡を用ひなくてはどうする事も出来ないから致し方ない訳である。(中略)
人間の体内にある毒素は、神経の集注する個所に集溜固結する事は、曩に説いた通りで近眼もそれであって、然毒が延髄附近に集溜固結するのである。
元来、視力なるものは、眼の活動へ対して絶えずヱネルギー即ち血液を補給してゐるからである。その送血路即ち血管が延髄部に在るので、それが毒結によって圧迫される場合それだけ眼に送る血液が不足する。即ち視力が栄養不足するから弱るのは当然である。其結果、遠方を視得るだけの力が足りない。(中略)
児童が、それ迄異状がなかったのに、小学校へ入学すると、間もなく近眼になるといふ例がよくある。之は、急に頭脳を使用し始めた為、然毒が頭脳へ向って集溜し始める。そうして机に向って頭を下げるので、首筋へ毒素溜結-即ち凝りが出来るのである。それが右説いた如く、近眼の原因となるのである。故に、近眼の患者の首筋を検するに、必ず毒結があるからよく判るのである。私は、右の毒結の溶解治療を施すに於て、鼻汁となり、排泄解消されて、何れも全治したのである。
右の理に由って、鼻汁を多く垂らす児童は近眼にはならないのである。即ち、ハナミズを垂らす位の児童は健康で、浄化作用が旺盛である。然るに、近頃の児童はハナ垂小僧はあまり見受けなくなった。それは、薬毒等によって虚弱になった為で近眼の多くなったのも亦やむを得ないのである。昔から涎を垂らす赤児及びハナを垂らす児童は、健康であるといはれたのはそういふ訳である。(中略)」
(「近 眼」明医二 S17.9.28)
「(中略)又近眼及び乱視は、後頭部、延髄附近の固結が原因」 (「夜と昼」明医三 S18.10.23.)
「近来日本人に最も多い病気として近視眼がある。医学上治療困難とされてをり、原因も適確には判ってゐないやうであるが、之は延髄附近に集溜せる毒結が、眼の栄養としての血液送流管たる血管を圧迫する事によって、眼が栄養不良に陥る為である。そうして眼鏡を用ふる為、眼の力が漸次弱り眼鏡中毒となる。従而近視眼を治癒するには、毒結溶解と共に眼鏡廃止が根本である。然し眼鏡は急に廃める訳にはゆかないから、漸次的に度を低めればいい訳である。勿論本医術による時、軽症は半年位、重症も二三年位にて完全に治癒するのである。」 (「眼病」天 S22.2.5)
「(中略)前述の如く萎縮腎の為、頭部に向って進行する毒素は、延髄附近にも固結するので、眼球に送血する血管が圧迫され、眼は貧血を発す事になる。つまり眼の栄養不足で、其為視力が弱り、遠方迄見得る力が足りない。之が近視眼の原因である。何よりも右の固結を溶解するに従って、近視眼は全治するに見て明かである。」
(「腎臓病と其他の病」文創 S27.)
「(中略)それから近眼、トラホームという目の病気は後頭部に必ず固まりがありますから、これを溶かせば盲目でも必ず見えるようになります。此処に固まっているのはやっぱり肩から来ます。此処に固まりがあって、こういうように肩から来ます。そういうように固まっている人で目の見えない人は随分あります。そういう人はまず目の後、と言ったところで中心がありますから、その交錯した中心の固まりをとれば必ず見えて来ます。ただそれを溶かすには相当かかります。これはできるだけ力を抜いて中心を狙ってやると幾分ずつ溶けて来るから見えて来ます。だから盲目を治すのも別に難かしい事はありません。
(中略)」 (「御教集24号」 S28.7.17)
「(視力の衰え・・・)痛みのあるのは必ず治ります。痛みは浄化作用ですからね。痛みを起す位ならきっと治りますよ。これは頭の、眼の上の方と、後ろの延髄とをよくやるんですよ。眼が見えなくなるのには毒血と貧血と両方ありますからね。上の方から毒が下って来て見えなくなるのと、後ろから圧迫されて貧血しちゃって見えないのとね、近視なんてのはそうで延髄をやれば治りますよ。それから、この激痛もだんだん減って来ますからね。(中略)」
(「御光話録11号」 S24.)
「後頭部に毒結がある。眩暈、乱視、近眼等目の異常は全部これにある。」 (「講話集補」 S25.2.27.)
《浄霊》 後頭部、延髄附近、近眼の逆側の後頭部、首筋、肩、 肩胛骨と脊柱の間、腎臓、眼の上方、
(その他眼病の急所として、頭の奥、前頭部、額の熱部、 眉及び眉の上、瞼の奥、眼(瞳の真中)と其辺一帯、 顳(コメカミ)、顔面、等も確認)