「世界救世(メシヤ)教」復興趣意書

  

1.昭和二十五年二月四日に開教された「世界救世(メシヤ)教」を復興し、派生した教団がお互いに協力できるようにそのあり方を模索し、そして人々がメシヤ様の恩恵に普遍的に浴することのできる体制を整えるべく努める。
 1)御教えとは主神様の御意思を表したものであり、メシヤ様とは主神様の人間バージョンであるので、親しみを込めて明主様とお呼び申し上げることを否定するものではないが、関係団体が明主様ではなくメシヤ様と御尊称申し上げることができるように、その啓蒙に努める。
2)各教団の所有する教典の編纂と共に整理を行ない、全御教えの共有化が計れるように努力する。
3)「開教の辞」で示された内容の具現化に努める。
4)浄霊を軸に、御教えに沿って具体的救済事業を展開する。
5)各団体の構成員(信者、会員)は、常に魂を磨き、言葉を練り、上魂の人間になるよう心掛ける。

2.メシヤ様を教祖と仰ぐ教団の和合に向け努力すると共に、それぞれの団体の抱える諸問題への対策を検討しその対処を目指す。
 1)自らの排他性を取り、相手を認め、中乗的、いづのめ思想で和合を目指す。
2)反社会的行動がある場合は、是正を促すように努める。
3)反社会的行動の犠牲となり、被害者となった人々に対しては、その救済に努力する。
4)全教団の情報交換を図ると共に、本来の宗教活動の在り方を提言する。

3.人々の生命の真の安全を図る為、自然農法の普及と共に食生活の改善を提唱し、人々の健全な霊体と肉体づくりに寄与する。
1)本来の自然農法の普及とその実施者の育成に努力する。
2)安全な食生活の普及拡大に向けて、添加物やサプリメントを含む健康補助食品等が体に
  及ぼす影響の啓蒙を進めると共に、食生活の改善を提案する。
3)各教団で進めている生産・流通・販売システムをさらに充実し、多様な消費者ニーズに対応した新たなシステムの構築ができるように、お互いに努力する。

各宗教団体は、組織を維持運営していくためにあるのではなく、人類救済のために教えを開示して下さったメシヤ様の恩恵に与るためにあります。また、救いを求めにきた人々に寄り添い幸福に導くためにあります。
そして、お互いの存在を認めつつ、お互いに学び合い、それぞれの霊性を高め、人格を磨くためにあります。
さらに、宗教とは人間生活そのものでありますので、学びが血肉となり、人の幸せを願って行う学びの実践が真善美となり、そして病貧争から健富和へと次第に環境が変わることで、それが知人や周囲に感化を与え、周りの人々が幸せになることへと繋がり、そういう人々が世界中に満ち溢れ、地上天国建設が実現して行くために宗教組織はあると思うのです。
 その実現に向かい、それぞれの団体の持っている力を結集しましょう